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起こったことを、起こらなかったことに

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英語の[un-]という接頭辞は、動詞に付くと反対の動作を意味します。

わかりやすいのは、こんな例でしょうか。

fold(〜を折りたたむ) unfold(〜を広げる)

 

あるいは次のような日常の動作にも。

dress(〜の服を着せる) undress(〜の服を脱がせる)
lock(〜の鍵をかける) unlock(〜の鍵を開ける)
plug(〜のプラグを差す) unplug(〜のプラグを抜く)

 

折りたたんだものを広げる、プラグを差したら抜く。

それはわかるのですが、次の場合はどうでしょう?

happen(起こる) unhappen(???)

 

起こったことを、、、起こらなかったことに?

この動詞を使えば、タイムマシンに乗って、過去にさかのぼることができるのでしょうか?

この unhappen を理解するのにぴったりの例文が Wiktionary に出ていたので引用してみます。

unhappen

(intransitive) To cease to have happened; to undo itself.

I wish everything that happened between us could unhappen, and we could start again.

「Wiktionary」

やはり unhappen は「起こったことを、起こらなかったことにする」の意味。

ことばというのは現実の反映であるとともに、私たちの思考の反映でもある訳ですから、こういう動詞があっても不思議ではありません。

むしろ unhappen したいことが次から次へと押し寄せてくるのが日々の現実、と言ったらネガティブ過ぎるでしょうか?


傘をさすなら

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「傘をさす」と言うときの「さす」というのは、英語でどのように表現したらよいでしょう?

??

傘をさすときの動きに着目すれば、

open an umbrella

と言えるでしょうし、

傘をさしている状態に着目すれば、

hold an umbrella

と言えるでしょう。

あるいは辞書には、もう少しかたい表現として、

put up an umbrella

という表現ものっています。

ただこの put up のような英語の句動詞(Phrasal Verbs)というのは、ノンネイティブにとってはややハードルの高い表現。

さきほどの open や hold と比べて、実際の絵が浮かびにくい印象があります。

それだけにとっさに put up an umbrella と言える人がいたら、この人やるな!と思います。

では自分だったら何と言うだろう?と想像してみると、

use an umbrella

というのが真っ先に浮かんだ表現。

ちょっとずるい言い回しかもしれませんが、書き言葉ではなく普通の会話ならこれで十分という気もします。

他にも使えそうな動詞はあるでしょうか?


「足の裏」は英語で何と言う?

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ローラー式のフットマッサージャーを気持ちよく足の裏に当てて、ほわ〜と夢見心地になっていたときのこと。

そういえば「足の裏」は英語で何と言うのだろう?という疑問が頭に浮かびました。

「体」というのは私たちにとって最も身近なものでありながら、案外外国語で言えない部分が多い、そんな不思議な分野の一つ。

マッサージ終了後にさっそく辞書を調べてみると、こんな単語が見つかりました。

sole

NOUN

1. The undersurface of a person’s foot.

‘the soles of their feet were nearly black with dirt’

1.1. The section forming the underside of a piece of footwear (typically excluding the heel when this forms a distinct part)

Oxford Dictionaries

現代の日本で sole というと靴底の方を思い浮かべる人も多いと思いますが、もともとは足の底を意味する単語だったんですね。

さて足の裏と言えば、自分はかなりの扁平足なので、扁平足の英語表現も合わせて調べてみました。

flatfoot

NOUN

A condition in which the foot has an arch that is lower than usual.

Oxford Dictionaries

土踏まず(arch)がないのではなく、通常より低い(lower than usual)という表現に優しさを感じます。

「僕は扁平足なんだ」と言いたいときには、

I have flatfeet.
I’m flat-tooted.

などの表現が使えます。この場合は単数(foot)と複数(feet)の使い分けに注意ですね。


フィンランド語学習記 vol.488 − käskeä

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に次のような文が出てきました。

Liisa käski Pekan mennä pankkiin.
(リーサはペッカに銀行へ行くように言った。)

käski は「命令する」を意味する動詞 käskeä の三人称単数過去形。

そして注意すべきは käski の後に来ている Pekan が属格の形[-n]であるということ。

今回はさらに käskeä という動詞の全体像を確認するため、フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』を引いてみました。

KÄSKEÄ(verbi, transit)

käskeä + N gen + V 1. inf Käskin hänen mennä ulos.
käskeä + O par + V -mAAn Käskin häntä menemään ulos.
Hän käskee Mattia lähtemään pois heti.
käskeä + N ill/all Hän käski minut huoneeseen.
Poliisi käski miehen pihalle.
Johtaja käski meidät puheilleen.

 

『Tarkista Tästä』P.66

これによると käskeä という動詞を使って、

käskeä+人(属格)+動詞の原形
käskeä+人(分格)+第3不定詞入格[-mAAn]
käskeä+人+入格/向格
という三つの文型が作れるよう。

例文をざっと訳してみると、次のような感じでしょうか。

Käskin hänen mennä ulos.
(私は彼に外に出るように言った。)

Käskin häntä menemään ulos.
(私は彼に外に出るように言った。)

Hän käskee Mattia lähtemään pois heti.
(彼はマッティにすぐに出発するように言った。)

Hän käski minut huoneeseen.
(彼は私たちに部屋へ行くように言った。)

Poliisi käski miehen pihalle.
(警察は男に庭へ行くように言った。)

Johtaja käski meidät puheilleen.
(ディレクターは私たちに話すように言った。)

同じ動詞でも様々な形の文を作ることができるんですね。

まずはテキストの『suomea suomeksi 2』にも出てきた一つ目の文型「käskeä+人(属格)+動詞の原形」をしっかり作れるよう練習したいと思います。


国語辞書の最後に出てくる言葉は何か?

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しりとりのよくあるルールでは、最後に「ん」の付く言葉を言った方が負けになります。

これはもちろん、日本語に「ん」で始まる言葉が少ないため。

そもそも日本語に「ん」で始まる言葉なんてあるの?と思った人もいるかもしれません。

私自身は「ん」で始まる言葉と聞いたときに、真っ先に思い出すのがこちら。

ンジャメナ【N’djamena】

→ウンジャメナ

「広辞苑 第五版」

ウンジャメナ【N’djamena】

アフリカ中部、チャド共和国の首都。同国南西端にある。人口69万(1992)。ンジャメナ。

「広辞苑 第五版」

「ウンジャメナ」に飛ばされてはいるものの、「ンジャメナ」も広辞苑の見出し語の一つ。

アフリカにはこのように「ン(N)」で始まる地名や単語が数多くあります。

その中でも一国の首都であるンジャメナは、アフリカ代表として広辞苑に登場しているのかもしれません。

なお手元の広辞苑(第五版)において、「ん」で始まる見出し語は次の八つ。

  • ん(仮名)
  • ん(助動詞)
  • ん(助詞)
  • ん(感動詞)
  • ンジャメナ【N’djamena】
  • んす
  • んず
  • んとす

広辞苑最後の見出し語である「んとす」の記述はかなりそっけない感じ。

んとす

→むとす。「終りなー」

「広辞苑 第五版」

むとす

(推量の助動詞「む」に格助詞「と」とサ変動詞「す」の付いたもの。「んとす」とも)まさに…しようとする。…するつもりだ。…

「広辞苑 第五版」

国語辞書の最後の言葉については、辞書の編纂にまつわるドラマを描いた『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』という本に面白いエピソードが出ています。

この本の主人公の一人であり、『三省堂国語辞典』の編集主幹であった見坊豪紀(けんぼう・ひでとし)は国語辞書の最後に出てくる言葉は何であるべきか考えていました。

ところで、辞書のおしまいの項目は何でしょうか。

まず理論の面から行きましょう。これはかんたんです。「ん」を二つ重ねて「んん」とすればいいのです。これで、もうそれ以上先へは進めません。だから、文字どおりこれはおしまいの項目です。なんでしたらもう一つ〝ん〟を付けて、「んんん」とすれば絶対でしょう。問題はじっさいにそんなことばがあるか、ということです。

(見坊豪紀著『ことば さまざまな出会い』)

佐々木健一著『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』より

見坊は実際に「んんん」の用例を10年以上かけて収集し、「んんん」は無事『三省堂国語辞典』の見出し語に採用されたとのこと。

しかしながら現在最新の『三省堂国語辞典 第七版』をめくっても、この「んんん」という見出し語を見つけることはできません。

そのため『辞書になった男』を読んだ後で『三省堂国語辞典』に「んんん」を探しに来た私のような人は一瞬「あれっ?』と思ってしまうのですが、現行の第七版では「んんん」の後継としてこちらの見出し語が採用されています。

んーん(感)

〔話〕

  1. ひどくことばにつまったときや、感心したときなどの声。うーん。
  2. 〔女/児〕〔二番目の音を下げ、または、上げて〕打ち消しの気持ちをあらわす。ううん。

「三省堂国語辞典 第七版」

「んんん」→「んーん」の変更については、『三省堂国語辞典』の現在の編集委員である飯間浩明さんの著書『辞書を編む』に次のような言及がありました。

ちなみに、「んんん」「あああ」は、今回の改訂で、見出しでも分かりやすく「んーん」「あーあ」と書くことにしました。

飯間浩明著「辞書を編む」

六版から七版への改訂の際に「んんん」の表記を「んーん」に変更したということなんですね。

言われてみれば、たしかに実際の発音に近いのは「んーん」なのかもしれません。

よって「国語辞書の最後に出てくる言葉は何か?」という問いに対する現時点での答えは「んーん」ということになるのでしょう。

日本語の未来において、見坊豪紀が「絶対」とまで言っている、この「んーん(んんん)」を凌ぐ言葉に出会うことはあるのでしょうか?

 
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q の多い町

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英単語の綴りにおいて[q]というのはそれほど使用頻度の高い文字ではありません。

それだけに queen, quiz など、q の付いた単語には希少価値(?)があるように感じます。

にもかかわらず、何とこの q を3つも名前に含む町があるとの情報を聞きつけました。

そんな町があるのは、、、北極海に面した世界最大の島グリーンランド。

その名は Qaqortoq。

Google Map のカタカナ表記は「カコルトク」、Wikipedia のカタカナ表記は「カコトック」になっています。

Wikipedia によるとこの Qaqortoq はグリーンランド語で「白いもの」という意味なのだそう。

グリーンランドにはこの他にも面白い綴りの町名が多く、例えば、

  • Qeqertarsuaq(ケケルタルスアク)・・・ここにも q が3つ!
  • Ittoqqortoormiit(イトコルトルミット)・・・連続文字が多い!

など、英語圏ではなかなかお目にかかれない文字の並びを見ることができます。

綴りマニアにとってのグリーンランドはまさに dreamland。興味のある人はぜひ探検してみてください。


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