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愚行権について

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ぐこう【愚行】

おろかしい行い。ばかげた行為。

「広辞苑 第五版」

例えば、私が今すぐに仕事を辞めてプロのピアニストを目指すと言ったら、友人や家族は「えっ?」と思うでしょうし、反対して止めようとする人もいるでしょう。

それはそれで私のことを思ってくれた結果なので、一つのアドバイスとしてありがたく受け止めます。

しかしそれでもなお私にはピアニストを目指すという権利があります。

そんな風に周囲から見てどんなに無謀なこと、馬鹿げたことであっても、他者の不利益にならない限り、それを遂行する権利のことを「愚行権」と呼びます。

ただしその先にどのような未来が待っていたとしても、結果に対する責任は自分で負わなければなりません。

それを踏まえた上であれば、人は誰でも愚かなことを行う権利があるはずです。

最近気付いたことは、私がこれまで生きてきて親しくなることができた人というのは意識的であれ、無意識的であれ、人の愚行権を認めているということ。

今の世の中は、みなが賢く、人に批判されないように振る舞うことに慣れてしまっているようで何だか物足りない感じがしませんか?

ストッパーを外して、もっと自由に愚かなことをしてもよいと思うのですが、いかがでしょう?

the early bird catches the worm

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「早起きは三文の徳」と言いますが、このところ夜更かしの日々が続いています。

ただし「三文」というのは、ちょっとしたお金のことですから、そのために早起きするほどの価値はないのかもしれません。

さんもん【三文】

わずかのお金。

「新明解国語辞典 第七版」

一方、英語には同じ意味を表す次のような表現があります。

the early bird catches the worm

(saying) the person who takes the opportunity to do something before other people will have an advantage over them

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

worm というのはくねくねした虫のことですから、いくら鳥の気持ちになってみても正直「うぎゃー」という感じ。

worm

虫(細長く柔らかで脚のない類;ミミズ、ヒルなど )

「ウィズダム英和辞典 第3版」

結局、三文や worm では早起きのモチベーションにはつながらないということ。

「早起きは1,000,000円の徳」とか the early bird finds true happiness などという魅力的なプレゼントを用意してくれたら、今後の早起きを検討してみたいと思います。

 
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倍数の四字熟語

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四字熟語の中から、

三◯六◯、四◯八◯、五◯十◯

のように倍数のペアを含むものを拾ってみました。

 

三面六臂(さんめんろっぴ)

三つの顔と六本の腕を備えている仏像のことから、一人で何人分も活躍したり、多方面に活躍することをいう。

「四字熟語の辞典」

忙しい毎日を過ごしていると、猫の手も借りたくなることがあります。

しかし六本の手で目の前の現実と切り結んでいるとき、その中に「本当にたいせつなこと」が入っているのかどうか振り返る時間も持っていたいと思います。

 

四通八達(しつうはったつ)

道路や交通が各方面に通じていて便利なこと。転じて、にぎやかで活気のある土地。繁華な街。

「四字熟語の辞典」

住んでいる場所が人の性格に与える影響というのは案外大きなもの。知らず識らずのうちに周囲のエネルギーをもらっているということもあるでしょう。

そのことに気付くことができれば、いつもの景色も少し変わって見えてくるのかもしれません。

 

五風十雨(ごふうじゅうう)

農作物の生育に理想的な気候である様子。転じて、世の中が平和であること。

「四字熟語の辞典」

日々忙しく暮らしていると、いつのまにかルーティーンの罠にはまってしまいます。

そんな中でも、久しぶりに空を見上げた一瞬「ただ、世界がそこにあること」に気付いて、ふと気持ちが軽くなることってありませんか。

フィンランド語学習記 vol.360 − osoite, osoittee

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フィンランド語で「住所」は osoite(オソイテ)。

Haluatko Liisan puhelinnumeron? Voit tietenkin soittaa, jos haluat. Tai jos haluat kirjoittaa, saat tietysti myös Liisan osoitteen.
『suomea suomeksi』P.80

上記文中の osoite は「〜を」を意味する対格の形になっています。

[主格]osoite(住所は)
[対格]osoitteen(住所を)

この osoitteen はよーく見ると[t]が重なっています。

これはいわゆる逆 kpt 交替と呼ばれる現象。[tt]の方は強形、[t]の方は弱形と呼ばれています。

強形 弱形
tt ←→ t

 

フィンランド語では、語幹の末尾が長母音を形成するときには、逆 kpt 交替(強形←弱形)が起こるというルールがあります。(分格以外)

osoite のように[-e]で終わる単語は、語幹を求めると[-e]が[-ee]に変化するため、この逆 kpt 交替の対象になります。

osoite の主要な格変化を見てみましょう。

osoite(住所)
[母音語幹]osoittee

単数主格 osoite
単数属格 osoitteen
単数分格 *osoitetta
単数入格 osoitteeseen

 
*分格は弱形のまま

この逆 kpt 交替に関しては、交替が起こる単語と起こらない単語をコツコツ覚えていかなければならない面もあり、なかなかしんどいところ。

まずはよく使う単語からぱっと出てくるようにしたいものです。

フィンランド語学習記 vol.359 − Mahdollisuus

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サムリ・エデルマン(Samuli Edelmann)の「Mahdollisuus」という曲が気に入って、この頃よく聞いています。

mahdollisuus はフィンランド語で「機会」の意味。英語の chance, possibility に当たる単語です。

フィンランド語の教科書を読んでいると形容詞の mahdollinen という単語もよく出てきます。

フィン
mahdollinen possible 可能性のある
mahdollisuus chance, possibility 機会

 

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』には次のようなスキットが出ていました。

− Milloin sinä olet syntynyt?(あなたはいつ生まれましたか?)

− Helmikuun kahdeskymmenesyhdeksäs päivä vuonna 1974.(1974年2月29日です。)

− Se ei voi olla mahdollista.(それはありえません。)

『suomea suomeksi』P.138

mahdollista というのは mahdollinen の分格の形。

[主格]mahdollinen
[分格]mahdollista

主語がその前の文(1974年2月29日に生まれたという出来事=数えられないもの)を受けているので、分格の形になっています。

なお上記のスキットに出てくる1974年は閏年ではなく、1972年の言い間違いだったというオチが付いています。

そんな瞬時に閏年かどうかを判断できるというのはすごいですね。

フィンランド語学習記 vol.358 − 条件法の使い方(5)

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フィンランド語の条件法に関するエントリーの最終回です。

フィンランド語学習記 vol.354 − 条件法の使い方(1)

フィンランド語学習記 vol.355 − 条件法の使い方(2)

フィンランド語学習記 vol.356 − 条件法の使い方(3)

フィンランド語学習記 vol.357 − 条件法の使い方(4)

今回は「条件法完了形」を扱ってみたいと思います。

 

条件法完了形とは?

[条件法現在形]Sanoisin, jos tietäisin.(もし知っていれば、言いますよ。)
[条件法完了形]Olisin sanonut, jos olisin tiennyt.(もし知っていたなら、言っていたでしょう。)
*sanoa(言う)、jos(もし〜ならば)、tietää(知っている)

条件法現在形が現在の事実に対する仮定を表すのに対して、条件法完了形は過去の事実に対する仮定を表します。

前者は英語の仮定法過去、後者は英語の仮定法過去完了に当たる表現。

[仮定法過去]I would say if I knew.(もし知っていれば、言いますよ。)
[仮定法過去完了]I would have said if I had known.(もし知っていたなら、言っていたでしょう。)

英語では二つの節の動詞が異なる形になりますが、フィンランド語ではどちらも同じ形(= olla の条件法現在形+過去分詞)になります。

以下に実際の形を見てみましょう。

sanoa(言う)
[現在語幹]sano
[条件法語幹]sanoisi
[過去分詞]sanonut, sanoneet

条件法現在形 条件法完了形
minä sanoisin olisin sanonut
sinä sanoisit olisit sanonut
hän sanoisi olisi sanonut
me sanoisimme olisimme sanoneet
te sanoisitte olisitte sanoneet
he sanoisivät olisivat sanoneet
tietää(知っている)
[現在語幹]tietä, tiedä
[条件法語幹]tietäisi
[過去分詞]tiennyt, tienneet

条件法現在形 条件法完了形
minä tietäisin olisin tiennyt
sinä tietäisit olisit tiennyt
hän tietäisi olisi tiennyt
me tietäisimme olisimme tienneet
te tietäisitte olisitte tienneet
he tietäisivät olisivat tienneet

こうして見ると、条件法完了形を作るときには条件法語幹ではなく過去分詞を作れるかどうかがポイント。

今一度、過去分詞の作り方を復習しておく必要がありそうです。

 

以上、ここまで5回に分けてフィンランド語の条件法現在形・完了形についてのエントリーを書いてきました。

これらを使いこなすことができれば、表現の幅がぐっと広がるように思います!

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