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「名前」という語の起源について

フィンランド語で「名前」は nimi といいます。

テキストに出てきたこの単語の綴りを見て、昔、インドネシアの友人にインドネシア語の自己紹介を教えてもらったときのことを思い出しました。

Nama saya 〜.(私の名前は〜です)
*nama(名前)、saya(私の)

これを見たとき、インドネシア語の nama という単語は、日本語の namae 、英語の name に綴りが似ているなあ、と思ったことを覚えています。

インドネシア語云々以前に、そもそも日本語と英語が似ているのですが、インドネシア語を挟んで3つの言語を比較したときに初めてその類似性に気付いたという訳です。

その後「名前」の語源を調べてみたところ、この類似性はあくまで偶然であるという結論に行き当たりました。

[参考]名前(なまえ) – 語源由来辞典

しかしそこへフィンランド語の nimi も加わると、実は何かつながりがあるのではないかと考えてみたくなります。

nimi は母音こそ他の言語と異なるものの、[n-m-]という子音の配列は全く同じです。

もう一度、それぞれの綴りをまとめてみましょう。

日本語 namae
英語 name
インドネシア語 nama
フィンランド語 nimi

 
ヨーロッパ系の言語同士とか、比較的「近い」言語内での類似なら話はわかるのですが、全く縁もゆかりもなさそうな言語同士で、これほど似た単語があるのは本当に単なる偶然でしょうか?

もし世界祖語というようなものがあったとしたら、そこには namae に近い音声の語があったのかもしれないなどと思わず空想してしまいます。

いずれにしても非常におもしろい現象ですね。


フィンランド語学習記 vol.43 − 首都と隣国

photo credit: tokyoform via photopin cc

フィンランド語教室で使っているテキスト Suomea Suomeksi より、本文を少し紹介してみます。

Mikä on Suomen pääkaupunki?(フィンランドの首都はどこですか?)
Helsinki.(ヘルシンキです)
*mikä(何)、pääkaupunki(首都)

pääkaupunki は複合語で、pää は「頭」、kaupunki は「都市」の意味。

日本語の「首」が、フィンランド語では「頭」になっていますね。首と pää を使った代表的な単語を並べてみましょう。

  • 首相
  • 首長
  • 首脳
  • 首尾
  • 首謀
  • pääajatus(主題)
  • päähenkilö(主人公)
  • pääkatu(大通り)
  • pääkontori(本社)
  • pääministeri(首相)

日本語の「首」は、実際には頭部全体を指すことも多く、例えば小説やドラマに出てくる「生首」にはたいてい首から上もくっついているようです。(失礼)

首都の次は隣国の話。

Mitkä ovat Suomen naapurimaat?(フィンランドの隣国にはどこがありますか?)
Ne ovat Ruotsi, Norja, Viro (Eesti) ja Venäjä.(スウェーデン、ノルウェー、エストニア、そしてロシアがあります)
*mitkä(何)、naapurimaat(隣国)、ne(それらは)

ここではフィンランドの隣国として、4か国が挙げられています。

  • Ruotsi(スウェーデン)
  • Norja(ノルウェー)
  • Viro(エストニア)
  • Venäjä(ロシア)

このうち地続きなのは、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの3か国で、エストニアはバルト海を挟んでフィンランドと向き合っています。

海を挟んでよいということであれば、日本の隣国は韓国、北朝鮮、中国、ロシアの4か国ということになるでしょう。

だとすると、ロシアはフィンランドと日本の共通の隣国ですので、フィンランドは二軒先のお隣ということになりますね。もっともお隣の敷地面積が広すぎるので、二軒先でも訪ねていくのは大変です。


西條八十「蝶」

本日は詩を一篇。

蝶 西條八十

やがて地獄へ下るとき、
そこに待つ父母や
友人に私は何を持つて行かう。

たぶん私は懐から
蒼白め、破れた
蝶の死骸をとり出すだらう。
さうして渡しながら言ふだらう。

一生を
子供のやうに、さみしく
これを追つてゐました、と。

この詩を解釈して、夢を追いかけた人生というような前向きのメッセージを読み取る向きもあるようですが、私にはやはり人の一生の哀しさ・虚しさを伝える詩であるように思います。

もちろん正解がある訳ではないので、それぞれがそれぞれの読み取り方をすれば良いのでしょう。深い余韻のある一篇です。


Secessionist − from Wordnik Blog

photo credit: wili_hybrid via photopin cc

オンライン英和辞書 Wordnik のブログでは、ことばにまつわる様々なトピックを扱っています。

[参考]Wordnik − 読んで楽しいオンライン英語辞書 | Fragments

その中の Word Soup のコーナーは、テレビ番組から収集した少し風変わりな単語を紹介するというもの。

前回のエントリーでは下記の単語が取り上げられていました。

  • catfish
  • crotcherazzi
  • dash cam
  • diaper pattern
  • jabot
  • jaternice
  • jookin’
  • Lupercalia
  • maquette
  • plein air
  • secessionist
  • tramp art

この中から secessionist のパートがおもしろかったので紹介してみます。

secession という単語自体はそれほど珍しいものではありません。まずはオンライン版の『研究社 新英和中辞典』で語義を確認してみましょう。

secession

  1. (政党・教会などからの)脱退,分離.
  2. [しばしば S](米国で 1860‐61 年の南部 11 州の)連邦脱退 《南北戦争(Civil War,War of Secession)の原因となった》

secessionist

  1. 分離[脱退]論者.
  2. [しばしば S](米国南北戦争時代の)連邦脱退論者

南北戦争の時代に由来する言葉なのですね。

Wordnik のブログエントリーでは、この単語の用例が某テレビ番組でのラリー・キルゴアという政治家の発言から引用されています。

Larry Kilgore: “I ran for Senate in 2008 on a secessionist platform and received 225,000 votes.”

ラリー・キルゴア:私は2008年に(合衆国)脱退の公約を掲げて立候補し、225,000票を集めた。

The Daily Show with Jon Stewart, February 21, 2013

脱退とは、彼が活動するテキサス州のアメリカ合衆国からの分離独立を意味しているようです。

Larry Kilgore is “one of the most prominent supporters of Texas secession,” and during his Senate run in 2007, “advocated the death penalty for abortion and adultery, and flogging for vulgar language and transvestitism.” He also “believes that Abraham Lincoln was the American equivalent of Hitler.” Kilgore legally changed his middle name from Scott to SECEDE (all caps his) in 2012.

ラリー・キルゴアは、テキサス州分離独立の最も有名な支持者の一人であり、2007年の上院選挙への立候補期間中に、中絶と姦通に対する死刑、下品な言葉遣いと異性装(女装・男装)に対するむち打ちを提唱した。彼はまた、アブラハム・リンカーンはアメリカ版のヒトラーだったと信じている。キルゴアは、2012年にミドルネームを Scott から SECEDE(すべて大文字)に法的に変更した。

*引用部の日本語は拙訳

なかなかすごいプロフィールですが、一番気になったのは、最後のミドルネームを SECEDE(すべて大文字)に変更したというくだり。

名前がすべて大文字というのは、そもそも法的に認められているのでしょうか? だとしたら、他にも DAVID さんや JACK さんが、どんどん名乗りを上げそうですが。。。

そんな訳で、Wordnik Blog より、ちょっと気になったエントリーを紹介してみました。全文を読んでみたい方はこちらからどうぞ。

 
Word Soup Wednesday: crotcherazzi, jookin’, secessionist | Wordnik


フィンランド語学習記 vol.42 − 月の名前

最近、すきま時間にパラパラとめくっているのが、『フィンランド語が面白いほど身につく本』というフィンランド語の入門書。

カラー刷りでイラストも豊富な、まずは気軽にフィンランド語の世界を覗いてみたいという人におすすめの一冊です。

その中に、フィンランド語の月の名前とその意味がのっていましたので、以下に紹介してみたいと思います。

1月 tammikuu 冬の真ん中
2月 helmikuu 水滴も凍る厳冬期
3月 maaliskuu 雪解けに土が顔を出す
4月 huhtikuu 開墾を始める
5月 toukokuu 種まき
6月 kesäkuu 畑をすき直す
7月 heinäkuu 干し草をつくる
8月 elokuu 作物の収穫
9月 syyskuu 秋が始まる
10月 lokakuu 雨や霧で畑は泥まみれ
11月 marraskuu 慰霊の月
12月 joulukuu クリスマスの月

 

どの月の末尾にも付いている kuu は「月」の意味ですね。

昔のフィンランドの暮らしが想像できる、味わいのある呼び名だと思います。

2月の helmi は辞書で調べると「真珠」の意味。凍った水滴を真珠に見立てたのでしょうか。いずれにしても真珠の月というのは、素敵な名前ですね。

11月の marras は「死」の意味。死の月と言われるとドキッとしますが、日本のお盆のようなイメージでしょうか。

こういう呼び名を見ると、私たちの日常生活から旧暦の月名(睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走)が消えてしまったのは残念だと思います。

日本語を学んでいる外国人が「1月、2月、3月」といった月の名前に接したら、覚えやすいものの、何だか味気ないと思われてしまわないでしょうか。

そのあたりがなんだか少し心配になりました。

 

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フィンランド語学習記 vol.41 −[ö]の発音について考える

この頃、気になっているのはフィンランド語の発音のこと。

目下のテーマは[ö]の音です。

例えば、yö(夜)という単語がありますが、単に「よう」と発音してしまうと、日本語で友人に呼びかけているような感じになってしまいます。

フィンランド語の[ö]の音は、国際音声記号(IPA)では[ø]という記号で表します。しかしこの音は英語にも存在しないため、おそらく多くの日本人にとっては馴染みが薄いのではないでしょうか。

[ø]の実際の音声は Wikipedia の Close-mid front rounded vowel のページで聞くことができます。右側の sound の下の▶をクリックしてみてください。

これを聞く限り、日本語の「オ」よりは「ウ」に近いような気もしますが、そのどちらでもないことは確かでしょう。

自分の場合、どうも音感がないせいか、音を聞いただけですぐに真似をすることができません。そこで手持ちの参考書をもう一度ざっと横断してみました。

 

フィンランド語が面白いほど身につく本(中経出版)

舌の位置は「エ」、唇は丸めて「ウ」、そしてのどから「オ」を発音する。

オとヨをあわせたような音になります。

P.29

舌は「エ」で、唇は「ウ」というのは、かなり難しいですね。何とかその状態を作って、「オ」を発声しようとすると、思わず戻してしまいそうになるときも。(自分だけ?)

 

フィンランド語のすすめ(研究社)

日本語にも英語にもない母音です。エ、エーを発音しながら、唇を丸めていくとこの母音の発音になります。

P.2

エを発音しながら、唇を丸めるというのは結構難しいです。しかし練習していると、それなりに似ている音を作ることはできました。

ちなみにこの本では、ö に音に「オェー」というカナが振られています。やはり戻すときの音なのでしょうか?

 

フィンランド語文法ハンドブック(白水社)

ö は唇を丸めて e[エ]を発音する音です。

P.9

これは集中すれば、すぐに真似をすることができました。個人差はあるかもしれませんが、私の場合、エを発音しながら唇を丸めるより、唇を丸めてからエを発音する方が楽にできます。

しかしとっさに発音ができるようになるには、それなりの練習が必要でしょう。

 

そんな訳で今回は ö の発音について考えてみました。外国語における発音の問題はなかなか悩ましいですね。


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