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40度以上の日を表わす名称を考えてみる

8月に入り、更に暑い日々が続いています。

昨日は40度近くになった場所もあったとのこと。

気象庁では30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」と呼んでいますが、そろそろ40度以上の日を表わす名称も必要になるのかもしれません。

そこで今回は候補になりそうな「○暑日」という表現を集めてみました。

 

炎暑日(えんしょび)

えんしょ【炎暑】

〔真夏の〕きびしい暑さ。

「新明解国語辞典 第七版」

「炎」の燃えさかるイメージは、猛暑日より一段上の暑さを表わすのにぴったりかもしれません。

 

酷暑日(こくしょび)

こくしょ【酷暑】

堪えがたいほどの(真夏の)きびしい暑さ。←→酷寒(コツカン)

「新明解国語辞典 第七版」

思いやりがない、むごいという意味の「酷」。暑さに堪える人々の心情を伝えたいなら、こんな表現もありでしょう。

 

激暑日(げきしょび)

げきしょ【激暑】

(真夏の)激しい暑さ。酷暑。

「新明解国語辞典 第七版」

「激」という文字にもそれなりの力強さはありますが、猛暑日の「猛」とどちらが強いかと問われれば微妙なところかもしれません。

 

極暑日(ごくしょび)

ごくしょ【極暑】

これ以上の暑さは無いと思われるほど暑いこと。また、その時節。←→極寒(ゴツカン)

「新明解国語辞典 第七版」

「極」という字を使ってしまえば、これでおしまい。いつの日か45度以上の日を表わす名称が必要になっても、これ以上の表現を見つけるのは難しそうです。

 

以上、今回は40度以上の日を表わす名称を考えてみました。

調べてみると35度以上の日を表わす「猛暑日」という用語が制定されたのは、2007年のこと。

10年も経たないうちに、それ以上の表現が必要になることがなければよいのですが。

 
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「お灸」は英語で何と言う?

photo credit: Fumée via photopin (license)

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ふと思い立って、最近お灸を始めました。

お灸というと「熱い!」というイメージがあるかもしれませんが、自分が使っているのは比較的温度の低いソフトタイプ。

肩が痛いときや、なんとなく体がだるいとき。あるいはちょっと気持ちが張りつめているとき。

適度な暖かさともぐさの香りで、ずいぶんとリラックスすることができます。

この「お灸」を英語で説明するとしたら、いったいどのようになるのでしょう?

きゅう 灸

a moxa cautery, a moxibustion

「ウィズダム和英辞典 第2版」

一般的なお灸で使用される「もぐさ(moxa)」は、そのまま英語にもなっているんですね。

一方、cautery という単語は何だろう?と思って調べてみると、こちらはどうも専門用語のよう。

cautery

  1. 〔医学〕(組織破壊用の)焼灼剤、焼灼器
  2. 〔医学〕焼灼:焼灼剤[器]により組織を破壊すること

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

調べてみると「焼灼」というのは、病気の組織を焼いて治療すること。お灸とは少し違うような気もしますが、比較的近い意味の単語を採用したということなのでしょうか。

もう一つの英訳 moxibustion も見てみましょう。

moxibustion

灸、灸療法

語源
MOXA+(COM)BUSTION

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

こちらは、もぐさ(moxa)と燃焼(combustion)を合わせた造語のようです。

とてもユニークな単語だと思いますが、これだけで意味が通じる英語ネイティブは果たしてどれくらいいるのでしょう??

 
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嫉みと妬み

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「嫉妬(しっと)」という単語は「嫉む(そねむ)」と「妬む(ねたむ)」という文字から成っています。

この「嫉む」と「妬む」の違いとは何でしょう?

そんなことが気になったので、辞書を調べてみました。

そねむ【嫉む】

〔他人の幸運や長所を見て〕自分にはそれが望み得ないことを不満に思い、相手に悪い事が起こればいいと思う。

「新明解国語辞典 第七版」

ねたむ【妬む】

他人の幸運・長所をうらやんで、幸福な生活のじゃまをしたいという気持ちをいだく。

「新明解国語辞典 第七版」

これを読んでも、はっきりとした違いはわからず。

深読みをしてみれば「相手に悪いことが起こればいい」と積極的に願う「嫉む」の方が、やや強い感情と言えるのかもしれません。

ただし現代においては、この違いがそれほど意識されているとは思えませんし、「妬む」や「嫉む」よりも、この二つが合わさった「嫉妬する」という表現の方がスタンダードになっているように思います。

わざわざ同じような意味の漢字を二つ連ねて表現する、それだけ人間にとって根深く、本質的な感情なのかもしれません。

 
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email という単語はいつ生まれたのか?

photo credit: Server Move via photopin (license)

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robot という単語は、チェコスロバキアの小説家カレル・チャペックが1920年に発表した戯曲『R.U.R.』の中で初めて使われました。

数ある単語の中には、このように初出文献が(ある程度)明確なものもあれば、明確ではないものもあります。

ある単語がいったいいつ頃から使われるようになったのか、おおまかな年代を特定することはできても、正確に言い当てるのは案外難しいことなのかもしれません。

そんなこともあり、世界最大の英語辞書『オックスフォード英語辞典(Oxford English Dictionary)』は、オンライン上の appeals というページで、さまざまな単語の初出文献に関する情報の提供を呼びかけています。

そこに現在、掲載されている単語の一つがお馴染みの email という単語。

Appeals: email | Oxford English Dictionary

OED が現在保有する記録の中で、electronic mail の最初の用例は1975年。その短縮形である email の最初の用例は1979年とのこと。

しかし1979年の記録が専門誌であることから、実際にはこれより早い用例があるはずと推測しています。

このページにはすでに数人の情報提供者からの書き込みがあって、1979年より早い用例も報告されているようです。

いずれにせよ email の生年は1975〜1979年のいずれかということになるのでしょうが、果たして正確な年は明らかになるのでしょうか?

またそれはそれとして、こんな風にインターネット上で情報提供を呼びかけて、単語の用例を収集することができる現代というのは、OED が最初に発刊された時代に比べれば、非常に恵まれた環境にあるのだと思います。

フィンランド語学習記 vol.313 − kyllästyä

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以前のエントリーで目的語が入格の形になる tutustua(知り合う)と tarttua(くっつく)という動詞を取り上げました。

Hauska tutustua sinuun.(あなたと知り合えて嬉しいです。)

フィンランド語学習記 vol.307 − tutustua

Tupakansavu tarttuu vaatteisiin.(タバコの煙は服にしみつく。)

フィンランド語学習記 vol.308 − tarttua

上記の例文で、それぞれの動詞(tutustua, tarttua)の後に来る目的語は入格(〜の中へ)の形になっています。

主格 入格
sinä(あなたは) sinuun(あなたの中へ)
vaate(服は) vaatteisiin(服の中へ)

*sinuun は単数入格、vaateisiin は複数入格。

その後、テキストを読んでいたら、もう一つ目的語が入格の形になる kyllästyä(飽きる)という動詞が出てきました。

Minä olen kyllästynyt vanhoihin suomalaisiin elokuviin.(私は古いフィンランドの映画に飽き飽きしています。)
*kyllästyä(飽きる)、vanha(古い)、suomalainen(フィンランドの)、elokuva(映画)

日本語の感覚からすると、最初に挙げた tutustua(知り合う)や tarttua(くっつく)は入格のイメージ(〜の中へ)と合っているのですが、kyllästyä(飽きる)の方はあまり合っていないような気がします。

飽きるというのは気持ちが離れることですから、むしろ出格(〜の外へ)の方がしっくりくるような。

このあたりの感覚をつかむのが、フィンランド語の難しいところです。

そうかもしれないし、そうでないかもしれない

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人の頭の中というのは案外空っぽにするのが難しく、気が付けばいつも何かを考えています。

その何かというのは、

「あの人は表向きはにこやかだけど、心の内では自分のことを快く思っていないのではないか。」

とか、

「新しい仕事に挑戦してみたいけれど、失敗してしまうのではないか。そして周りから笑われてしまうのではないか。」

などなど「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」ということがほとんど。

「確かにそうである」ということなど、実際1割にも満たないのではないでしょうか。

放っておくだけで、これほどまでに妄想を広げてしまう人の心というのは不思議なもの。

パソコンを強制終了するように、心が生み出すものをシャットダウンすることができたらよいのですが、なかなかそうはいきません。

そういうときには、今、考えていることは「確かにそうである」ことなのかどうかを自問してみるようにしています。

その結果、それが「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」ものなら、それは観測されたものではなく、心が生み出したものに過ぎません。

妄想に惑わされることなく、ただ目の前にあるものに集中すること。ゆっくりと呼吸をすること。頭の中で静かに数を数えること。

そんな風にして心を調律していけたらよいと思います。

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