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「タメ口」は英語で何と言う?

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日本語の中には、外国人に意味を説明するのが難しい単語というのが、いくつかあります。

その一つが「タメ口」という日本語。

日本語を学習していない人に、この概念を伝えるのはかなり難しいような気がします。

その際には、まず日本語には敬体(ですます調)と常体(だ調)というのがあって。。。というところから説明を始めなければならないのかもしれません。

では、この「タメ口」という単語は和英辞書ではどのように定義されているのか?と思い、調べてみたのですが、掲載されている和英辞書を見つけられず。

やはり定義するのが難しいのでしょうか?

それではと思い国語辞書を引いてみると、次のような語義がのっていました。

ためぐち【ため口】

〔「ため」はぞろ目の意の賭博用語からとされる〕対等な関係であるかのような、くだけた言葉づかいの意の俗語的表現。「先輩にーをきく」

「新明解国語辞典 第七版」

「ため」というのは、もともと「ぞろ目」の意味から来ているんですね。

つまり1と1、6と6のように相手と同じ数字、同じ立場であるということ。

いずれにしても、タメ口というのは、相手と対等な立場で話すということなので、必ずしも悪いことではないはずですが、上記の用例「先輩にタメ口をきく」のように文脈によっては too casual というニュアンスがあります。

だとすると、タメ口の英訳としては casual talk あたりがぴったりくるのかもしれません。

もう少し上手い表現の仕方があったら、ぜひ教えてください。

 
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green-eyed monster

photo credit: Green leaf via photopin (license)

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“O, beware, my lord, of jealousy! It is the green-eyed monster, which doth mock the meat it feeds on.”

(ああ、将軍様、どうぞ嫉妬には気をつけてください! それは緑色の眼をした怪物で、餌食とする人間をもてあそぶのですから。)

− William Shakespeare, Othello

『世界文学の名言』(IBCパブリッシング)より

英語の green には、新鮮さ・若々しさなどの他に、嫉妬のイメージがあります。

例えば、辞書で green を引いてみると、こんな用法も。

a green eye

嫉妬深い目

green with envy

ねたみ[うらやましさ、嫉妬]で顔が青い、非常にうらやましい[ねたましい]

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

この「緑=嫉妬」のイメージというのは、日本語にはない英語独特の感覚。

日本語では特に「○色=嫉妬」という結びつきがある訳ではありませんが、もし自由に連想してもらえば、赤や黄色など暖色系の色を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

なおこの「緑=嫉妬」というイメージは、冒頭に引用したシェークスピアのオセロの一節に由来するのだとか。

たった一編の戯曲がもとで、ある色に固有のイメージが付与されてしまうというのは、考えてみるとすごいこと。

これもシェークスピアという天才だからこそ成せる技の一つでしょうか。

 

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ノーテンキ

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誰でも身の回りに一人くらい、考えるよりも先に行動してしまう、そして失敗してもあっけらかんとしている、そんな「ノーテンキ」な人がいるのではないでしょうか。

このように「あの人はノーテンキだなあ」と言うとき、大抵は悪い意味でノーテンキという言葉を使っていると思います。

ただし改めて考えてみると、脳がよい天気だというなら、それは喜ばしいことなのではないでしょうか?

そんな疑問から、ノーテンキという単語を調べてみました。

のうてんき【能天気・能転気】

(「脳天気」とも書く)軽薄で向こうみずなさま。なまいきなさま。また、物事を深く考えないさま。…

「広辞苑 第五版」

軽薄、なまいき…とさんざんな言われようですが、よく見てみるとノーテンキの表記は「能天気・能転気」となっています。

「脳天気」とも書くという注釈はあるものの、もともとは能天気という表記なんですね。

「脳天気」なら頭の中が快晴というイメージがぱっと湧きますが、能天気となるとやや解釈の難しいところ。

能という字は「〜をなしうる」という意味なので、能天気というのは○○を快晴にできるというような意味なのかもしれません。

そうだとすれば、なぜ能天気はネガティブな意味になってしまったのでしょう?

もしかしたら、もともと能天気というのは、他人の評価にかかわらず、自分自身の気持ちを明るく保つことができるという、そんなポジティブな意味だったのではないか?

辞書を眺めながら、ふとそんなことを想像してしまいました。

「仰向け・うつぶせ」は英語で何と言う?

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眠りにつくときの姿勢は人それぞれ。

仰向けで寝る人もいるでしょうし、横向きで寝るという人もいるでしょう。

また中には、うつぶせで寝るという人も。

今回はそんな寝つきの英語表現を調べてみました。

I lie on my back.(私は仰向けに寝ます。)
I lie on my side.(私は横向きに寝ます。)
I lie on my face.(私はうつぶせに寝ます。)

英語で「仰向けに寝る」は lie on one’s back、「横向きに寝る」は lie on one’s side、「うつぶせに寝る」は lie on one’s face。

正直、この表現は全く思い付きませんでした。

on という前置詞からは、どうしても「〜の上に」という訳語を連想してしまうので、こういう表現は盲点になるのかもしれません。

つまり lie on the floor(床に横たわる)とは言えても、lie on one’s back(仰向けに寝る)とはなかなか言えないというような。

lie on one’s back の on というのは、いわゆる支点の on と呼ばれています。

背中「を支点に」横たわるということなのでしょうが、床に仰向けに寝たとき、寝る場所(on the floor)と寝る体勢(on one’s back)を同じ前置詞で表すというのはちょっと不思議な感覚だと思いました。

たくさんの石が落ちている

photo credit: Galets blancs via photopin (license)

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磊落【らいらく】

〔性格が〕さっぱりしていて、細かい事にこだわらない様子だ。

「新明解国語辞典 第七版」

「磊落」という字を見ていて、一つの疑問が湧いてきました。

それは、なぜ「落石=細かいことにこだわらない」という意味になるのだろう?ということ。

漢字源で「磊」という字を調べてみると、次のような意味がのっています。

  1. 石がごろごろしているさま
  2. あけすけでしつこさのないさま。小さなことにこだわらないさま。「磊落(ライラク)」

「漢字源」

推察するに「自分の土地に石がごろごろしているのに気にせずに放っておく=小さなことにこだわらない」という意味なのでしょうか?

現代であれば、部屋が散らかっているのに気にしないというような感覚なのかもしれません。

なお、この磊落という単語は、それぞれの文字を二回重ねて四字熟語にすることもできます。

磊磊落落(らいらいらくらく)

度量が大きく、快活で、小さなことにこだわらないさま。「磊」と「落」をそれぞれ重ねた語で「磊落」に同じ。

「四字熟語の辞典」

こちらの方が、さらにおおらかというか、心が広い感じがしませんか。

ここにも、ちょっと不思議な漢字の世界があります。

 
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emoji in Merriam-Webster

photo credit: icon07 via photopin (license)

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Merriam-Webster に1,700語の新語が収録されたというニュースが、米タイム(TIME)のウェブサイトに出ていました。

Merriam-Webster Adds ‘Jeggings,’ ‘NSFW,’ and ‘Sharing Economy’ | TIME

The American reference provided a selection of the new words on its blog. Many embody our modern obsession with digital life (clickbait, NSFW, emoji).

本記事で紹介されているように、現代の新語の多くがデジタルライフから生まれているということに疑問の余地はないでしょう。

そんな中、目についたのは、上記引用の最後に出てくる emoji という単語。

emoji?

これはいわゆる「絵文字」のこと。

日本発の emoji が英単語の一つとして、歴史ある英語辞書に掲載されたということになります。

それではその emoji は、いったいどのように定義されているのでしょう?

emoji (n.)

Definition: any of various small images, symbols or icons used in text fields in electronic communication (as in text messages) to express the emotional attitude of the writer, convey information succinctly, communicate a message playfully without using words, etc.

最新の項目だけあって、なかなか微に入り細を穿つ定義になっています。

これによると emoji というのは、

  1. 書き手の感情を表し、
  2. 情報を簡潔に伝え、
  3. メッセージを楽しくやりとりする

ためのものということに。

考えてみると、この三つのポイントというのは、私たちの日常のコミュニケーションにおいても大切な要素であるように思います。

そうだとすれば、絵文字というのは単なるアクセントではなく、私たちのコミュニケーションを深めるための補完的なツールとして再定義されるべきなのかもしれません。

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