酔っぱらいの八つのタイプ
酒に酔った時のふるまいというのは人それぞれ。
喋り出す人、静かになる人。泣き出す人、怒り出す人、笑い始める人。
時には、よく知った人の意外な一面が見られて、おもしろいときもありますよね。
(もちろんやっかいなときもありますが。)
『そして、僕はOEDを読んだ』(アモン・シェイ著)という本の中に、トーマス・ナッシュというイギリスの作家の引用として、酔っぱらいの八つのタイプというのが出てきます。
それぞれに動物の名前が冠されていて、思わず笑ってしまうようなものもあります。
- Ape-drunke(猿酔っぱらい)飛び跳ね、歌い、声がこもり、そしてひっくり返る
- Lion-drunke(獅子酔っぱらい)陶器などを投げ散らかし、娼婦を呼び、短剣でガラス窓を割り、話しかけてくる人には誰にでも喧嘩腰になる
- Swine-drunke(豚酔っぱらい)動きがのろのろで、今にも眠りそうで、「もうちょっと酒を」と泣き叫ぶ
- Sheepe-drunke(羊酔っぱらい)ろれつが回ってないのに、それをうまく隠す
- Mawdlen-drunke(鴨酔っぱらい)ビールを飲みながら、優しさを求めてめそめそ泣き、人にキスをして、次のように言う。「神よ、私はあなたをこんなにお慕い申しているのに、あなたは私を私ほどには愛してくれません。お望みであるのなら、お慕い申すのを控えもいたします。」そして自分の指を目に入れて泣く。
- Martin-drunke(燕酔っぱらい)酔っぱらっていても、ふとしたことでしらふに戻る
- Goat-drunk(山羊酔っぱらい)酒で扇情的になった
- Foxe-drunke(狐酔っぱらい)オランダ人の男のごとくずる賢く酔っぱらい、飲んでいる時以外は絶対に商談をしない
『そして、僕はOEDを読んだ』P.100
今度、飲み会に行ったときには、眼前の人がどのタイプなのか考えてみるのも一興でしょう。
あるいは自分がどのタイプなのか、親しい人に聞いてみるのもおもしろいかもしれません。
ずばり言い当てられるのは、ちょっと怖いかもしれませんが。。。