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フィンランド語学習記 vol.288 − いつものこと

フィンランド語で「慣れる」は tottua(トットゥア)。

後ろに動詞の第3不定詞入格[-mAAn]を伴うと、「いつも〜する」という意味になります。

フィンランド語教室で使っているテキスト『suomea suomeksi』には次のような文が出てきました。

Minä olen aina tottunut polttamaan yhden savukkeen kahvin jälkeen.
(私はコーヒーの後にいつもタバコを一本吸います。)

polttaa は「(タバコ)を吸う」の意味なので、tottua polttamaan で「いつも(タバコ)を吸う」の意味に。

*例文では tottua が olen tottunut と現在完了形になっています。

フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』を調べてみると、この形も出ていました。

TOTTUA(verbi, intransit)

tottua + V -mAAn Olen tottunut nousemaan joka aamu kello 6.
Totuin polttamaan tupakkaa armeijassa

 

『Tarkista Tästä』P.137

例文を自分なりに訳してみると、次のように。

Olen tottunut nousemaan joka aamu kello 6.(私は毎朝いつも6時に起きます。)
Totuin polttamaan tupakkaa armeijassa.(私は軍隊ではいつもタバコを吸っていました。)

冒頭の例文に続いて、再びタバコの例文が出てきました。

フィンランドでは、習慣と言ったらタバコなのでしょうか? おそらくそんなことはないはずですが。。。

フィンランド語学習記 vol.287 − vieras

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先日のフィンランド語教室で vieras という単語を習いました。

vieras は形容詞として使うと「知らない」という意味に。

こんな表現もあります。

フィン
kieli 言語
vieras kieli 外国語

 

vieras kieli(知らない言語)で「外国語」の意味になります。

あるいはこんな表現も。

フィン
maa
vierasmaalainen 外国人

 

vierasmaalainen(知らない国の人)で「外国人」の意味になります。

この vieras は名詞として使うと「お客さん」という意味に。

先日習った様格[-nA]の形にすると、こんな使い方もできるとのこと。

Minulla on suomalainen ystävä vieraana.(ウチにお客さんとしてフィンランド人の友達がいます。)
[主格]vieras(お客さん)
[様格]vieraana(お客さんとして)

vieraana 一語で、単にフィンランド人の友達がいるということだけではなく、今まさにお客さんとしてお迎えしているというニュアンスが出せるんですね。

なかなか便利な表現だと思います!

コテンパン

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どこかで聞いて、最近すっかり頭から離れなくなってしまったのが、町あかりさんの「コテンパン」という曲。

サビの「コテンパーン、コテンパーン」の部分を聞いていると、コテンパンというのも面白い日本語の一つだということに気が付きます。

こてんぱん

論争などで徹底的にやり込めるさま。「ーに批判される」

「広辞苑 第五版」

この「こてんぱん」の語源はいったい何なのでしょう?

もしかしたら、パン・カステラ・コンペイトウなどと同じポルトガル語なのでは?と推測したものの、調べてみるとハズレでした。

「こてんぱん」は新明解を引くと、類語の「こてんこてん」に飛ばされます。

こてんぱん

こてんこてん「ーにやっつけられた」

「新明解国語辞典 第七版」

「こてんぱん」が「こてんこてん」から来ているのは確かなようです。

こてんこてん

肉体的または精神的な打撃が徹底的であるさま。完膚(かんぷ)なきさま。「ーにやられた」

「広辞苑 第五版」

こうして「こてんこてん」や「こてんぱん」の語義を見ていると、かなり辛辣な印象がありますが、実際の会話で使われる「こてんこてん」や「こてんぱん」にはどこかユーモラスでのんびりした雰囲気もあります。

こてんぱんにやっつけられたとしても、次の瞬間には何事もなかったかのように立ち上がることができる、

そんなイメージがあるのは、あるいは町さんの「コテンパン」のせいなのでしょうか?

Lady Gaga の Gaga ってどんな意味?

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Lady Gaga さんの Gaga という名前はクイーン(Queen)のヒット曲「Radio Ga Ga」から取られているのだそう。

ただそれはそれとして、英単語の世界には gaga という単語も存在しています。

gaga

  1. (offensive) confused and not able to think clearly, especially because of old age
  2. slightly crazy because you are very excited about sb/sth, or very much in love

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

gaga の一つ目の意味は年をとって「もうろくしている」ということ。

語義の offensive というラベルに見られるように、うかつに使える表現ではありません。

そこから派生した二つ目の意味は何かに「夢中である」ということ。

ランダムハウスにはこんな例文がのっていました。

The public went gaga over the new fashions.
(人々は新しいファッションに夢中になった。)

He’s gaga over[or about]the new girl in class.
(彼はクラスの新しい女の子にぞっこんだ。)

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

年をとってもうろくすることと何かに夢中になることを同じ単語で表すことができるというのはおもしろい話。

ただ考えてみると、優柔不断なことを慎重だと言ってみたり、だらしがないことをおおらかだと言ってみたり、人の長所と短所というのはそもそも紙一重なもの。

年をとってさまざまなことがわからなくなっていくということは、私たちが何か一つのものに夢中になっているということと、あるいは大差がないのかもしれません。

 
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フィンランド語学習記 vol.286 − 様格の使い方(2)

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新年度のフィンランド語教室が始まりました。

今回からは中級クラス。2年半かけてようやく中級に辿り着きました。

ゆっくりゆっくりですが、少しずつは前に進んでいるよう。中級に入ったからには、もう「フィンランド語の初心者です」とは言わない覚悟で頑張りたいと思います。

さて、今回の授業は前期の最後に扱った様格[-nA]のおさらいからスタートしました。

[参考]フィンランド語学習記 vol.283 − 様格の使い方

様格というのは「〜の状態で」を意味するフィンランド語の格。

授業ではテキストの練習問題を解きながら、様格の作り方を確認していきます。その例文を見ていたら「ああ、様格というのはこんな風に使うんだ」というイメージがはっきりしてきたので、ここに引用してみたいと思います。

  1. Olen sairas. Makaan kotona sairaana.(私は病気です。私は病気で横になっています。)
  2. Olen laiska. Makaan laiskana sohvalla.(私は怠け者です。私は怠けてソファーに横になっています。)
  3. Olen väsynyt. Tulin väsyneenä kotiin.(私は疲れています。私は疲れて家へ帰りました。)
  4. Olen rauhallinen. Istun rauhallisena bussissa.(私は穏やかな気持ちです。私は穏やかな気持ちでバスに座っています。)
  5. Olen vihainen. Soitin vihaisena Pekalle.(私は怒っています。私は怒ってペッカに電話をしました。)
  6. Olen surullinen. Istun surullisena yksin kotona.(私は悲しい気持ちです。私は悲しい気持ちで家に一人います。)
  7. Olen utelias. Luen uteliaana Liisan kirjettä.(私は好奇心があります。私は好奇心を持ってリーサの手紙を読んでいます。)
  8. Olen mustasukkainen. Odotan mustasukkaisena Liisaa.(私は嫉妬深いです。私は嫉妬してリーサを待っています。)
  9. Olen tyytyväinen. Hymyilen tyytyväisenä.(私は満足しています。私は満足して微笑みます。)
各例文の太字の形容詞が様格の形になっており、「〜の状態で」という







意味を表しています。

主格 様格[-nA]
sairas(病気の) sairaana(病気で)
laiska(怠けた) laiskana(怠けて)
väsynyt(疲れた) väsyneenä(疲れて)
rauhallinen(穏やかな) rauhallisena(穏やかな気持ちで)
vihainen(怒った) vihaisena(怒って)
surullinen(悲しい) surullisena(悲しい気持ちで)
utelias(好奇心のある) uteliaana(好奇心を持って)
mustasukkainen(嫉妬した) mustasukkaisena(嫉妬して)
tyytyväinen(満足した) tyytyväisenä(満足して)

 

同じ横になるのでも、病気で横になっているのと怠けて横になっているのでは大きな違い。

上手に使えば、表現の幅がぐっと広がりそうな様格です。

oral vs aural

photo credit: Black Billie via photopin (license)

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英語には紛らわしい単語のペアが多々ありますが、そんな中の一つが oral と aural ではないでしょうか。

まずは辞書の語義から見てみましょう。

oral  /ˈɔːrəl/

  1. [usually before noun]spoken rather than written
  2. [only before noun]connected with the mouth

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

 

aural  /ˈɔːrəl/

connected with hearing and listening

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

よく見ると oral と aural の発音記号は全く同じ。

語義を見ると oral という単語には、まず書き言葉に対する「話し言葉」という意味があります。(1の意味)

いわゆるオーラルコミュニケーションなどというときの「オーラル」はこの意味に当たります。

それから oral と aural の対比で見たときには、oral には「口の」(2の意味)、aural には「耳の」という意味があります。

それにしても、なぜ口と耳が同じ発音になってしまったのか、その理由は謎。

紛らわしいにもほどがありますね。

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