cialis viagra online accutane

フィンランド語学習記 vol.285 − sekä と joko

sekä

Olen kotona sekä lauantaina että sunnuntaina.(私は土曜も日曜も家にいる。)
「フィンランド語トレーニングブック」P.40

フィンランド語の sekä A että B は「AとBの両方」の意味。

että という単語は関係代名詞にもなるので、ちょっとややこしいのですが、sekä A että B の形のときには and の意味になります。

英語で言えば、

I’m home both on Saturday and on Sunday.

のように both A and B に当たる表現です。

 

joko

Hän tulee joko maanantaina tai tiistaina.(彼は月曜日か火曜日に来る。)
「フィンランド語トレーニングブック」P.40

フィンランド語の joko A tai B は「AかBのどちらか」の意味。

英語で言えば、

He will come either on Monday or on Tuesday.

のように either A or B に当たる表現です。

 

まとめ

この sekä と joko という単語、自分で作文するときにはなかなか思い付くことができません。

というのもよく考えてみると、日本語の場合、同様の表現をするときには大抵「AもBも」「AかBか」で済ませてしまい、いちいち「両方」「どちらか」とは言わないケースがほとんど。

そういう意味では、英語の母語話者にとっては使いやすくても、日本語の母語話者にとってはやや使いづらい表現なのかもしれません。

 

フィンランド語トレーニングブック
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 261,304

white elephant(白い象)

15041501

white elephant

(1)白象(インド・スリランカ・ミャンマーでは聖獣とされる)

(2)もてあまし物、費用ばかりかかる役立たず

「ウィズダム英和辞典 第3版」

東南アジアでは聖なる獣とされる白い象。しかし英語ではご覧のように「役立たず」の意味になってしまいます。

この意味はいったいどこからやって来たのでしょう?

調べてみると、こんな由来がありました。

昔、タイの王様が、自分の嫌いな家来に白い象をプレゼントとして贈りました。

贈られた方は、突然やって来た象の世話をするのにてんやわんや。

居住スペースも用意しなければならないし、大量の餌も用意しなければなりません。

お金はもの凄い勢いで出て行くものの、まさか王様から贈られた象を捨ててしまう訳にもいかず。。。

ということで、白い象が「役立たず」の意味になったのだとか。

なるほど、と思わせてくれる面白い由来の表現ですね。

ただし実際に象が贈られた人の気持ちを想像すると、同情するよりほかありません。

もしある日「宅配です!」と象が送られてきたら、いったいどうすればよいのでしょう?

 
ウィズダム英和・和英辞典 2 ウィズダム英和・和英辞典 2
価格: ¥2,900(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
App Storeで詳細を見る

walk と work の不思議な関係

15041401

ある日、湯船に浸かっているときに、こんな疑問が頭に浮かんできました。

なぜ walk は「ウォーク」、work は「ワーク」と発音するのだろう?

馴染みのある単語なのであまり不思議に思わないのですが、綴りを見る限り walk を「ワーク」、work を「ウォーク」と発音する方が理に適っているのではないかと。

ただし語頭が[wa-]で始まる単語の発音を調べてみると、walk の他にも / wɔ / と読む単語を見つけることができます。

  • wall
  • want
  • war
  • wash
  • watch
  • water

よって walk だけが例外という訳ではありません。

一方、語頭が[wo-]で始まる単語の発音を調べてみると、こちらも work のように / wəː / と読む単語を見つけることができます。

  • word
  • world
  • worm
  • worse
  • worst
  • worth

よってこちらも work だけが例外という訳ではありません。

このルールについて、フォニックス的には、

[w]+[a]=  / wɔ /
[alk]= / ɔ:k /
[w]+[or]= / wəː /

というような説明をします。

しかしもちろんこれは「なぜそうなるのか」の説明にはなっていません。

英語の綴り字と発音の関係には不思議な点が数多くありますが、そんな中でもこの[wa- / wo-]問題は英語の七不思議の一つと言えるのではないでしょうか。

nil peccat, nisi quod nihil peccat.(何も欠点がないということ以外には、彼には欠点がない。)

15041301

nil peccat, nisi quod nihil peccat.(何も欠点がないということ以外には、彼には欠点がない。)

− 小プリニウス『書簡集』第九巻 26. 1

『ギリシア・ローマ名言集』より

振り返ってみると20代の頃には、自分のダメなところを周囲の人に知られるのが怖かったという記憶があります。

しかし年を重ねるにつれて、そのあたりが段々と平気になってきました。

これは単に耐性が付いてきたせいでもありますが、それ以外に人間関係のシンプルな真理に気が付いたためでもあります。

自意識は一旦脇に置いて、職場や学校で身の回りにいる魅力的な人を脳裏に思い浮かべてみましょう。

彼・彼女というのは、果たして欠点の見えない完璧な人間でしょうか?

おそらくそんなことはないでしょう。

もしかしたら彼らの多くは、自分のダメなところを上手にエピソードにして語ることができる、そんな人なのではないでしょうか?

ちょっと人と打ち解けるのが苦手だという意識のある人は、自分の欠点を一つ探して、それがよくわかるエピソードを一つ語れるようにしておくとよいかもしれません。

ただここで言う欠点というのは、本当に些細なこと。

例えば「朝、ベッドから出られない」「シャツを後ろ前に着てしまう」「アイスクリームを食べ過ぎてしまう」などなど。

そんな些細な欠点をオープンにすることから磨かれていく人間関係というのもあるのではないかと思います。

 

ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫)
岩波書店
売り上げランキング: 17,014

英語の再帰代名詞のうち himself だけが「目的格+self」になっている理由とは?

15041201

英語のいわゆる再帰代名詞[-self]を並べてみると、

  • myself
  • yourself
  • himself
  • herself

himself だけが「目的格+self」の形になっています。

主格 所有格 目的格 独立所有格
I my me mine
you your you yours
he his him his
she her her hers

 

これはなぜなのでしょう?

この疑問を解明するため英語史を紐解いてみると、もともとは himself のような「目的格+self」の方が標準だったということがわかります。

中英語(Middle English)の時代には、一人称も meself のように「目的格+self」の形でした。

そこから現在のような所有格が発生した理由としては、

1)me の発音がいつのまにか my に変化した。
2)[-self]が一種の名詞と解され、「所有格+self」の形ができた。
などの説があるようです。

her の所有格と目的格が同じ形であるということも、この問題を紛らわしくした一因なのかもしれません。歴史的に見れば、herself は「所有格+self」ではなく「目的格+self」と考えるべきなのでしょう。

なお複数の場合は、

  • ourselves
  • yourselves
  • themselves

となり、単数と同じく三人称のみが「目的格+self」となっています。つまり単数・複数の間の整合性はあるものの、人称間の矛盾は単数も複数も同じように存在しているということ。

以上、ちょっと不思議な英語の再帰代名詞のお話でした。

フィンランド国営放送(yle)でラテン語の放送を聞いてみる

15041101

ラテン語の入門書をめくっていると、時折ラテン語の音声を聞いてみたいという思いに駆られることがあります。

とはいえ、現在のラテン語というのは、バチカンの公用語ではあるものの、日常的に話されている言語ではありません。

よって、もしラテン語が話せるようになったとしても、他の言語のように旅先で会話を楽しむという訳にはいきません。

しかし調べてみると、インターネット全盛の現在、ラテン語の音声を聞くことができるウェブサイトというのもいくつか存在します。

その一つがフィンランド国営放送(yle)によるラジオニュース。

yle はラテン語の他にも様々な言語でニュースを放送しています。ただラテン語の放送というのはいったい誰のために行っているのでしょう?

。。。という点を疑問に思いつつ、それでもこんな採算度外視のリソースを提供してくれる yle には感謝したいもの。

もちろん古代ローマで話されていたラテン語とは異なるのでしょうが、文字でしか見たことがなかった言語の音声に初めて触れるというのはなかなか新鮮な体験です。

例え意味がわからなくても、ヨーロッパの学問の礎となった古代言語の響きに耳を澄ませてみるのも一興だと思います。

 
Nuntii Latini | Radio | Areena | yle.fi

cialis viagra online accutane