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analysis & synthesis

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「分析」は英語で analysis。

その対義語である「総合」は英語で synthesis。

この analysis と synthesis の共通点は何でしょう?

??

それはどちらもギリシア語起源の単語であるということ。

そしてどちらも[-sis]で終わっているということ。

このような[-sis]で終わるギリシア語起源の単語は、英語の語彙に数多く入り込んでいます。いくつか辞書から拾ってみましょう。

analysis 分析
basis 基礎
crisis 危機
diagnosis 診断
ellipsis 省略
emphasis 強調
hypothesis 仮説
oasis オアシス
synthesis 総合
thesis 論文

 

これらの単語には一つ大きな共通点があります。

それは複数形が[-ses]という形になること。

単数 複数
analysis analyses 分析
basis bases 基礎
crisis crises 危機
diagnosis diagnoses 診断
ellipsis ellipses 省略
emphasis emphases 強調
hypothesis hypotheses 仮説
oasis oases オアシス
synthesis syntheses 総合
thesis theses 論文

 

analysis(アナリスィス)の複数形は analyses(アナリスィーズ)。

synthesis(スィンセスィス)の複数形は syntheses(スィンセスィーズ)。

発音記号で言えば /sis/ が /si:z/ に変化するということ。

もともとギリシア語起源の英単語にはアカデミックな言葉が多く含まれていますが、このスィーズという音にも何だか高尚な響きがあると感じるのは私だけでしょうか。


フィンランド語学習記 vol.440 − revontulet

photo credit: musubk Night via photopin (license)

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フィンランド語で「オーロラ」は revontulet(レヴォントゥレット)。

この revontulet は revon+tulet という構造の複合語。

revon は「狐」を意味する repo の属格、tulet は「火」を意味する tuli の複数主格です。

単数主格 repo
単数属格 revon

 

単数主格 tuli
複数主格 tulet

 

つまり revontulet というのはもともと「狐火」という意味なのだそうです。

この由来について「フィンランド政府観光局公式ホームページ」には次のような説明が出ていました。

サーミの伝説によれば、キツネが北極圏の丘を走るとき、尻尾が雪原に触れ、それが火花となって巻き上がり、夜空に光となって現れるのだとのこと。

「フィンランド政府観光局公式ホームページ」より

あのオーロラにはそんな想像力溢れる言い伝えが隠されていたんですね。

ところで「狐火」というのはたしか日本にもあったはず、と思って辞書を調べてみると見出し語になっているのを発見。

きつねび【狐火】

(狐が口から吐くという俗説に基づく)

暗夜、山野に見える怪火。鬼火・燐火などの類。狐の提灯。

「広辞苑 第五版」

そうそう、日本の狐火というのは怪談に出てくるような、おどろおどろしいイメージです。

日本の狐火とフィンランドの revontulet。遠く離れた二つの地域で、イメージの全く異なる二つの狐火が生まれたのは単なる偶然なのでしょうか?


右はなぜ正しいのか?

photo credit: Edu Alpendre Largo da Batata via photopin (license)

photo credit: Edu Alpendre Largo da Batata via photopin (license)

英語の right という単語には「右」と「正しい」という二つの意味があります。

なぜこの二つを同じ単語で表すのでしょう?

ジーニアスの right の項には次のような説明が出ています。

「知恵者の心は右にあり(聖書)」から「右手」は「正しい」の連想が生れたといわれる

なるほど、聖書にそのような一節があるんですね。ただこの問題については諸説あるようですので、これもあくまで一つの説として受け止めておくべきでしょう。

ところで先日、フィンランド語の oikea という単語にも「右」と「正しい」という二つの意味があることに気付きました。

oikea

  1. right (opposite of left)
  2. right, correct (morally good, acceptable; free from error, true; opposite of wrong)

「Wiktionary」

語義が英語なので両方 right になっていますが、それぞれ opposite of left(左の反対)、opposite of wrong(悪いの反対)という説明が与えられています。

英語とフィンランド語のように起源の異なる言語で「右」と「正しい」に同じ単語が当てられているのは偶然ではないはず。何か大きな共通項があることは間違いないでしょう。

すぐに答えが出るような問題ではないでしょうが、非常に興味深いテーマなので、まずはここに書き留めておくことにします。


bae はどう発音する?

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欧米のインターネット界隈でよく使われているこんなスラングをご存知でしょうか?

bae

NOUN

US informal

A person’s boyfriend or girlfriend (often as a form of address):

‘I’m going to see my bae’
[as name] ‘Bae just made me tacos’
‘what’s wrong, bae?’

Oxford Dictionaries

bae は「ボーイフレンド・ガールフレンド」を意味する英語のスラング。

スラングとは言ってもこうして Oxford Dictionaries に掲載されているくらいですから、一定の市民権は得ているのだと思います。

ちなみにこの単語「バエ」ではなく「ベイ」と発音します。

とはいえ、この字面を見ると、つい「ぶーん」と飛び回る◯◯バエを思い出してしまうことも、、、

Oxford Dictionaries にはこの単語の語源も出ていました。

Origin

Early 21st century: abbreviation of baby or babe.

なるほど。「ベイ」というのは「ベイビー」や「ベイブ」の「ベイ」なんですね。

しかしそれならば bae よりも bay と綴る方が自然なのでは?と思った人もいるかもしれません。

ただ英語には /eɪ/ の発音に[ae]という文字を当てる次のようなケースもあります。

  • sunday(日曜日)
  • sundae(デザートのサンデー)

これらの発音はどちらも「サンデイ」。しかし語尾の一文字だけが異なります。

よってとにかく bae の発音は「バエ」ではなく「ベイ」!と覚えておきましょう。


フィンランド語学習記 vol.439 − Hard Brexit

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イギリスのテリーザ・メイ首相が、17日に行った演説の中で、イギリスのEU離脱に関する具体的な計画を発表したというニュースがありました。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」でもこのトピックを扱っていたので、紹介してみたいと思います。

(日本語訳は筆者による。間違いがあったら申し訳ありません。)

Britannia aikoo jättää EU:n vapaan kaupan

Britannia eroaa EU:n sisämarkkinoilta. Sisämarkkinat tarkoittaa, että EU-maat voivat käydä kauppaa vapaasti toisten EU-maiden kanssa.

Britannian pääministeri Theresa May kertoi asiasta, kun hän puhui Britannian EU-erosta. May haluaa kuitenkin pitää hyvät kauppasuhteet EU:n kanssa.

イギリスはEUの自由貿易を手放す予定。

イギリスはEUの単一市場を離脱します。単一市場というのは、EU加盟国が他の加盟国と自由に貿易ができるということを意味しています。

イギリスのテリーザ・メイ首相は、イギリスのEU離脱について話したとき、この問題について語りました。しかしながらメイ首相はEUとのよい貿易関係は維持したいと思っています。

フィン
aikoa be going to 〜するつもりだ
jättää leave 手放す
vapaa kauppa free trade 自由貿易
erota part from 離れる
sisämarkkinat internal market
single market
単一市場
käydä kauppaa jkn kanssa trade with sb 〜と貿易をする
pääministeri prime minister 首相
kertoa tell 語る
kauppasuhteet trade connection 貿易関係

 

kauppa という単語はこれまで shop, store の意味しか知りませんでしたが、business や trade の意味もあるということを初めて知りました。

この「Yle Uutiset selkosuomeksi」は中級程度のフィンランド語力でも、内容のある文章が読める貴重なニュースサイト。

今後も折に触れてチェックしていきたいと思います。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi


チューブ

photo credit: frenchdave End of the line via photopin (license)

photo credit: frenchdave End of the line via photopin (license)

おそらく多くの人が中学1年の英語の授業で習う「by+乗り物」 の用法。

I go to school by bus.
I go to school by train.

この用法に関して、英語の語法書『Practical English Usage』に次のような説明が出ています。

In some common fixed expressions to do with place, time and movement, normally countable nouns are treated as uncountables, without articles. Examples are:

by car / bus / bicycle / plane / train / tube / boat

「Practical English Usage」

ここで気になったのが、用例の最後から二つ目にある tube という単語。

I go to school by tube.

「tube って何だろう?」と思って辞書を調べてみたら、次のような意味が出ていました。

the Tube

British trademark

The underground railway system in London:

‘a cross-London trek on the Tube’

Oxford Dictionaries

tube というのはロンドン地下鉄の愛称なんですね。

また辞書の tube の項を読んでいると、この単語は地域によってさまざまな用法があることがわかります。

Australian informal

A can of beer:

‘a tube of lager’

Oxford Dictionaries

North American informal

Television:

‘watching the tube in a country bar’

Oxford Dictionaries

tube はオーストラリアでは缶ビール、北米ではテレビの意味になるとのこと。

Youtube の tube というのはこの意味に由来する訳ですね。

以上そんな tube いろいろのお話でした。

 
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