信号機とロボット

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昨日のエントリーでは、OxfordWords blog の南アフリカ英語に関する記事を紹介しました。
南アフリカ英語を知っていますか? - from OxfordWords blog
そこで取り上げられていた表現の中で、特に面白かったのが robot という単語。
南アフリカでは、何と「信号機」の意味で使われているというのです。
robot=信号機?
ちょっとびっくりしましたが、改めて調べてみると普通の学習英和辞典にもこの用法はのっていました。
robot
- ロボット
- (自分の考えや感情を持たない)機械的に行動する人、言いなりの人
- 自動装置;(南ア)信号機
「ウィズダム英和辞典 第3版」
南アフリカでは、手足を持った交通整理ロボットが街を歩き回る。。。などということはあるはずもなく、これは単なるスラングに過ぎません。
気になるのはなぜ信号機が robot と呼ばれるようになったのかということ。
あれこれ想像を巡らせてみると、初めて信号機を見た人というのは、私たちが最新のテクノロジーに感じるような「未来」を信号機の到来に感じていたのかもしれません。
生まれたときから信号機がある世代の人にとって、それはあまりにも見慣れたものになっています。
ただし何事にも始まりというものがある訳で、信号機というものが生み出されて、瞬く間に広まっていった光景は当時の人にとって未来絵図の一つだったのかもしれません。。。そんなことを想像しました。
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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