フィンランド語学習記 vol.329 − marja

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フィンランド語で「ベリー」は marja(マルヤ)。
日本でベリーと言っても、ストロベリー・ブルーベリーくらいしか馴染みがないようにも思うのですが、海外の市場やスーパーに行くとベリー類というのは実にいろいろな種類があるのだなあということがわかります。
フィンランドの森でも、さまざまなベリーが採れるようです。
フィン | 英 | 日 |
---|---|---|
kirsikka | cherry | さくらんぼ |
lakka | cloudberry | クラウドベリー (ホロムイイチゴ) |
mansikka | strawberry | イチゴ |
mustikka | bilberry blueberry |
ビルベリー ブルーベリー |
puolukka | lingonberry cowberry |
コケモモ |
vadelma | raspberry | ラズベリー |
viinimarja | currant | スグリ |
こうして並べてみても、聞いたことがない名前もちらほら。
viinimarja の viini は「ワイン」の意味。
スグリと言われてもあまりピンと来ないのですが、ワインのベリーと言われると一度味わってみたいような気がしてくるから不思議なもの。とても素敵な命名だと思います。
10月 30, 2015 @ 11:41:32
ご存じかもしれませんが、
mennä marjaan
で、
ベリー摘みに行く。「摘む」まで表してしまいます。
10月 31, 2015 @ 14:03:15
viinimarjaとはフサスグリのことで,赤フサスグリ(punaviinimarja)と白フサスグリ(valkoinen viinimarja)があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%82%B0%E3%83%AA
フィンランドでは,mustaviinimarja(黒フサスグリ)も含めてviinimarjaと言っていますがmustaviinimarjaは別種でカシスというものだそうです。
なぜviinimarjaと言うかというと,上の写真のように実がブドウ(viinirypäle)のように房状に生るためにこう言うようになったものと思います。
教員を定年退職した女性のヘルシンキでの生活記録「素顔のフィンランド抄」という本には,ムスタヴィーニマルヤは黒ワイン用果実,プナヴィーニマルヤは赤ワイン用果実と説明していますが,ジャムやジュースとして口にすることはあってもこの実からワインを作ることはありません。
11月 02, 2015 @ 13:20:59
Juokseva Nipsuさん
それは知りませんでした。面白い表現ですね!
11月 02, 2015 @ 13:21:29
Jussiさん
情報ありがとうございます。カシスというのは、カクテルに使われているあのカシスですよね。あれはベリーのことでしたか。知りませんでした。
viinimarja は特にワイン用ということではなく、ブドウのような見た目からその名前が来ているんですね。
前回フィンランドに行ったときには、全然ベリーに縁がなかったので、次回はぜひ味わってきたいと思います!