フィンランド語学習記 vol.332 − 知り合いの知り合い

15110101

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』を読んでいたら、次のような文が出てきました。

He olivat Liisan tuttavien tuttavia.(彼らはリーサの知り合いの知り合いです。)
*tuttava(知り合い)

フィンランド語で「知り合い」は tuttava(テュッタヴァ)。

この tuttava という単語が、さきほどの文には二回出てきて、それぞれ次のように格変化しています。

[単数主格]tuttava
→[複数属格]tuttavien
→[複数分格]tuttavia

一つ目の tuttavien は「〜の」を意味する属格の形、二つ目の tuttavia は不特定の数を表わす複数分格の形になっています。

また語順は動詞の場所以外、日本語によく似ています。

He olivat Liisan tuttavien tuttavia
彼らは です リーサの 知り合いの 知り合い

 

このような文を会話で使おうとするときの最大の問題は tuttava という単語から瞬間的に tuttavien / tuttavia という形が作れるかどうか。

これがさくっとできるようになったらすごいことですが、今のところは頭の中で単語の形をこねくり回さなくてはなりません。

このあたりフィンランド語の難しいところでもあり、やりがいのあるところでもあります。