フィンランド語学習記 vol.337 − 同じ意見/違う意見

フィンランド語教室のテキスト「suomea suomeksi」に次のような文が出てきました。

Olen samaa mieltä kuin sinä.(私はあなたと同じ意見です。)
Olen toista mieltä kuin sinä.(私はあなたと違う意見です。)
*sama(同じ)、mieli(気持ち、意見)、toinen(違う)
samaa mieltä, toista mieltä の部分は分格の形になっています。

主格 sama mieli toinen mieli
分格 samaa mieltä toista mieltä

 

A olla B の文では、補語に一つ・二つと数えられないものが来たときには分格の形になるというルールがありました。

とはいえ考えてみると、この文が A olla B の形になっているのはちょっと不思議な感じ。

なんとなく所有文(Minulla on〜)の方がしっくりくるような気もするのですが、どうなのでしょう?

またこの mieli という単語はフィン・英辞書を調べてみると、mind という訳語がのっています。

Kaikenlaisia ajatuksia kävi mielessäni.

(All kinds of thoughts raced through my mind.)

「MOT Finnish-English」

ただ様々な例文を見ていると、opinion, view のような英訳になっている文もあるので、実際にはかなり幅広い意味で使われる単語なのかもしれません。

 
MOT Finnish-English MOT Finnish-English
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, ビジネス
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