ミルクホール

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小雨の降る祝日。家でのんびりしようかなとも思ったのですが、何となく外を歩きたくなり鎌倉駅方面へ。
鎌倉小町にある「ミルクホール」という喫茶店でブランチをいただいてきました。
いつも賑わっている小町通りから、脇道に入って、さらに奥まった一画にこの喫茶店はあります。
外観がちょっと独特な雰囲気のため、ドアをすっと空けて入るのをためらってしまったのですが、えいっと入ってみると中はお客さんで賑わっていました。
店内は大正時代を思わせるようなレトロな雰囲気が再現されていて、絵画やアンティークを楽しむことができます。
なお「ミルクホール」というのは、明治・大正時代にポピュラーだった飲食店の名称で、文字通りミルクなどの飲み物を中心に提供したお店のことなのだとか。
そのころはミルクというものを外でいただく時代だったんですね。
メニューはいろいろあって、目移りしてしまいますが、自家製パン・スモークチキン・サラダ・コーヒーのブランチセットを注文。
特に自家製のパンはとても香ばしくて絶品でした。食後は持参した本を開いて、のんびりと午後の時間を過ごします。
お店を出て普段は通らない裏道の方を歩いてみると、路地や周囲の建物に昔ながらの風情があって、観光地としての鎌倉とは違った一面を垣間見ることができました。
しばらく散歩の後、鎌倉駅西口の「たらば書房」さんで本を二冊買い込み帰宅。
最後まで細々と雨の降り続けるしっとりとした一日でした。