二六時中、仕事のことばかり

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このところかなり忙しく、二六時中、仕事のことばかり考えています。

この文を読んで、多くの人は「??」と思ったのではないでしょうか。

それを言うなら、二六時中ではなく、四六時中だろうと。

。。。それはもちろんそのとおり。

ただし二六時中という表現も、辞書にはきちんとのっています。

にろくじちゅう【二六時中】

一昼夜にわたって(休みなく)事が行なわれる様子。一日じゅう。〔「四六時中」は、これの新しい言い方〕

「新明解国語辞典 第七版」

しろくじちゅう【四六時中】

〔「二六時中」の新しい言い方で、二十四時間の意〕

  1. 一昼夜にわたって何かが行なわれることを表す。
  2. 始終。

「新明解国語辞典 第七版」

これによると「四六時中」という表現は、より古い「二六時中」という表現がもとになっているということがわかります。

二六時中という表現は、昔の日本において、十二時辰が用いられていたことに由来するのだとか。

*十二時辰というのは一日を12の単位(子の刻、丑の刻など)に区切る表現方法

そして四六時中という表現は、現在の24時制に合わせて、二六時中をアレンジした表現なのだそう。

「にろくじちゅう」→「しろくじちゅう」と、ほとんど音を変えることなく数字を二倍にする方法を最初に思い付いた人は、これはグッドアイディア!と思ったのではないでしょうか。

 
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