左足が二本あったなら

16020201

「左手と右手のどちらが大切?」と聞かれたら、おそらく右利きの人は右手、左利きの人は左手と答えることでしょう。

それでは「左足と右足のどちらが大切?」と聞かれたら、いったい何と答えますか?

サッカーをやっている人は除いて、多くの人にとって日常生活で利き足を意識する機会というのはあまりないように思います。

ただ利き足がどちらであれ、もし二本の足がどちらも左足になってしまったら、かなりバランスが悪いということは想像できるはず。

英語にはそんな空想を掻き立てる面白い表現があります。

have two left feet

to be not at all graceful when you move, dance, or play sport

I tried dancing classes, but I’ve got two left feet.

Macmillan Dictionary

have two left feet は「不器用である」という意味。とりわけダンスが下手という意味で使われます。そう言われてみると、ぎこちなく踊っている人の姿が浮かぶような、コミカルな表現だと思います。

なお右利きの人は何となく利き足も右と思ってしまいがちですが、実際には手と足の「利き」は異なることもあるようです。その簡単な見極め方の一つは、あぐらをかいたときに上に来る方の足が利き足であるというもの。

私の場合、手は左利きなのに足は右利きでした。意識したことがないという人は一度チェックしてみてはいかがでしょう?