フィンランド語学習記 vol.361 − もし来たくないのなら
フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』に次のような文が出てきました。
No ei sinun ole pakko tulla mukaan, ellet halua.(いっしょに来なくてもいいよ、もし来たくないのなら。)
*pakko(義務)、tulla mukaan(いっしょに来る)、haluta(〜したい)
*pakko(義務)、tulla mukaan(いっしょに来る)、haluta(〜したい)
今回取り上げてみたいのは中程にある ellet という表現。
この ellet は「もし〜なら」を意味する接続詞 jos と否定動詞の et が結びついた形。
ellet = jos et
さきほどの文の後半に単語を補ってわかりやすくすると次のようになります。
ellet | halua |
↓ | ↓ |
jos (sinä) et | halua (tulla mukaan) |
これは二人称単数(sinä)の場合なので、その他の人称の場合には次のような形に。
jos | + | en | = | ellen |
et | = | ellet | ||
ei | = | ellei | ||
emme | = | ellemme | ||
ette | = | ellette | ||
eivät | = | elleivät |
用法は英語の unless に似ていますが、人称によって形が変わるというところがポイント。
少し面倒ですが、人称語尾の特徴は残っているので比較的覚えやすい表現だとは思います。