2+11=1+12

16021501

Bill Bryson の『Mother Tongue』という本にのっていた小話を一つご紹介。

2+11=1+12

どこにでもあるようなこの数式。

日本語なら、

に たす じゅういち は いち たす じゅうに

英語なら、

two plus eleven equals one plus twelve

と読むところ。

このとき two plus eleven と one plus twelve は和が同じというだけでなく、お互いにアナグラムの関係になっています。つまり、どちらも全く同じアルファベットで構成されているということ。

(よーく、文字列を見てみてください。)

!!

もちろん「それがどうした」と言われると困ってしまうのですが、こういうどうでもよいことを最初に見つける人というのをついつい尊敬してしまうのです。

『Mother Tongue』にはこんなアナグラムも紹介されていました。

funeral = real fun
mother-in-law = woman Hitler
William Shakespeare = I am a weakish speller

単に使われている文字が同じというだけではなくて、意味を考えたときにくすっと笑ってしまうようなもの。そんなアナグラムを考えるのは、とても知的な作業なんだろうと思います。

 

The Mother Tongue: English and How it Got that Way
William Morrow Paperbacks (2015-06-02)