億劫ならば仕方ない

photo credit: DSC01283 via photopin (license)

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段々と春めいてきた今日この頃。外の空気が気持よく感じられる日も増えてきました。

しかしせっかく休みの日になっても出かけるのが億劫で、ついついベッドの上でごろごろしてしまうことも。

おっくう【億劫】

〔「おくこう」の変化。もと、長い時間がかかり、すぐには出来ない意〕手足や頭を働かせることがめんどうな様子。何もやりたくない気持。

「新明解国語辞典 第七版」

この億劫という言葉には、数字の「億」が含まれています。

ということは、億劫というのは 一億の劫という意味なのでしょうか?

劫というのはいったい何のことなのでしょう?

調べてみると、劫というのはもともと仏教の用語で「ものすごく長い時間」を表す単位なのだそう。どれくらい長いのかというと、

一劫=43億2000万年

であるとのこと。

億劫はその一億倍ということなので、43億2000万年×1億=???

というとんでもない時間になります。

例えば、外へ出る支度をするのが億劫だなあということは、つまり支度をする時間が43億2000万年×1億にも感じられるということ。

それほどまでに億劫であるのなら、ベッドの上でごろごろしてしまうのも仕方ないと思うのですが、いかがでしょうか。

 
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