フィンランド語のサマースクールについて

先日のフィンランド語教室で、先生がフィンランドのサマースクールの話をしていました。

フィンランドの大学では、夏休みを利用して、フィンランド語やフィンランドの文化を学ぶための3週間程度のコースを開講しているのだとか。

基本的にはフィンランド語専攻の大学生が対象らしいのですが、もしかしたら社会人でも参加できるかもしれないとおっしゃっていました。

この大学生対象のコースでは、先生の推薦状をもらい筆記テストに合格すれば、なんと授業料と宿泊費が無料(!)になるそうです。

それはおいしい話だなあと思いつつ、3週間の休みというのは社会人にはなかなかきびしい。。(涙)

とはいえ気になったので、サマースクールの情報が掲載されているという CIMO(Centre for International Mobility)のホームページを調べてみました。

Cimo.fi – Summer courses 2013

ホームページによると、フィンランド語のクラスは5段階の習熟度別になっており、現代フィンランド文学のクラスと合わせて6コースが開講されるそうです。

もし参加するなら一番下のレベルだろうと思い、Course level and contents という欄を見てみると次のような記述が。

出願者は Common European Framework of Reference for Languages のA1レベルのフィンランド語能力を有していること。

Common European Framework of Reference for Languages って何だろうと思い検索してみると、wikipediaにのっていました。

ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)とは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン。1989年から1996年にかけて欧州評議会が「ヨーロッパ市民のための言語学習」プロジェクトを推進したさいに、ヨーロッパ言語共通参照枠がその中心的な役割となった。ヨーロッパ言語共通参照枠の目的は、ヨーロッパのすべての言語に適用できるような学習状況の評価や指導といったものの方法を提供することである。

このガイドラインでは、A1, A2, B1, B2, C1, C2 の6段階で、言語能力を評価するということのようです。その中で一番低いA1の達成基準は下記のとおり。

具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることもできる。自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助け船を出してくれるなら、簡単なやり取りをすることができる。

こうしてみると、A1レベルでもまだまだハードルが高いですね。当面はこのレベルを目指して、コツコツ頑張ることにします。