overworked と overwrought の違いとは?

英語の work(働く)という動詞は次のように語形変化します。

原形 過去形 過去分詞形
work worked
wrought
worked
wrought

 

wrought の方は今では使われていない古い形。

しかし worked と wrought のどちらを使うかによって意味が変わってしまう次のようなケースも。

overworked

made to work too hard or too much

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

overwrought

very worried and upset; excited in a nervous way

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

overworked は「働きすぎ」、overwrought は「緊張しすぎ」を意味する形容詞。

同じ動詞から派生しているのに、このように意味が異なるのは面白いところ。

A: I’m overworked.(仕事が多すぎるー。)
B: I’m overwrought.(ドキドキするー。)

こんなAさん・Bさんに何と声をかけたらよいだろう?と考えてみたところ、どちらも同じフレーズでよいのかなという結論に。

A: I’m overworked.(仕事が多すぎるー。)
C: Take it easy.(ゆっくりして。)
B: I’m overwrought.(ドキドキするー。)
C: Take it easy.(落ち着いて。)

overworked な人も overwrought な人もゆっくりと落ち着いて目の前の課題を乗り切っていきましょう。

 
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