4月、4時、4階
早いものでもう4月になりました。
。。。と言うときの4月を私たちは何の疑いもなく「しがつ」と読みます。
ただし改めて考えてみると、日本語の4の読み方というのはかなり複雑。
例えば4時は「よじ」、4階は「よんかい」と読みます。
つまり日本語の4には一般的に「し」「よ」「よん」という3種類の読み方があります。
そして多くの場合、正しい読み方はたった一つだけ。つまり4月を「よがつ」や「よんがつ」と読むのは間違いということになります。
し | よ | よん | |
---|---|---|---|
月 | ◯ | × | × |
時 | × | ◯ | × |
階 | × | × | ◯ |
もちろん私たち日本語のネイティブスピーカーにとってこの使い分けは全く難しいものではありません。
ただもしあなたが日本語教師で、この使い分けを外国語として日本語を学んでいる人に教えなければならないとしたら、いったいどのように教えるでしょうか?
??
と、疑問に思ったので、何らかの法則性を探してみようとしたのですが、結局思い当たらず。
もちろん外国語なのだから間違えても通じればよいという考え方もあります。
でも「それじゃあ、しじに待ち合わせね!」なんて言われたら、4時ではなく7時に行ってしまいそうですし、きちんと使い分けられないと誤解を生じてしまうこともあるでしょう。
このあたり、日本語学習者の人がいったいどのように覚えているのか気になるところです。