How do you spell サウスポー?
人間いくつになっても知らないことはあるもので、、、
先日、辞書でこんな単語を発見。
southpaw
- (米)左利きの人
- (野球)左腕投手;(ボクシング)左利きのボクサー
「ウィズダム英和辞典 第3版」
これを見て、サウスポーの綴りが southpaw だということを初めて知りました。
この綴りを見る限り、southpaw は south(南)と paw(手)に分解できるような気がするのですが、なぜ「南手」が「左手」になるのでしょう?
そこで southpaw という単語の由来を調べてみると、
1)メジャーリーグでは、野球場を作るときに、ホームベースから見てセカンドが東向きになるように設計する。(正確には東北東)
2)すると左腕投手の腕はファーストの方(南)から出てくる。
よって southpaw になったという説が有力なようです。
野球を見るときに方位を意識したことはなかったので、これはかなり意外な語源でした。
この説が正しいとすれば、右腕投手は northpaw ということになりますね。(もちろんそんな単語はありませんが。)
思えばサウスポーという単語自体があまりにも日本語に馴染みすぎていて「もとの英語はどんな綴りなんだろう?」と考えたことすらありませんでした。
このように盲点になっている単語というのは案外、他にもあるのかもしれません。
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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5月 17, 2016 @ 23:28:08
こんばんは。先週はお返事ありがとうございました。私もJukkaのほうが好きです。
ほぼ毎日のペースで書いてらっしゃるのですね。語学に通じていることからも、物事を継続して取り組むのが上手そうなお人柄を感じます。
私はかなりの野球好きなので、サウスポーのつづりは知っていたのですが、球場をそのように造っていたことは知りませんでした。セカンドのほうを東にしたほうが、打者の目に陽が当たることがないからでしょうか。
ちなみに日本語の「バックスクリーン」は、アメリカではBatters Eye Screenと呼んでいるはずです。
これからも知的な話題をご発信ください。また遊びに来ます。
5月 19, 2016 @ 11:36:56
アオキさん
コメントありがとうございます。
球場の造り方については、やはりバックスクリーンの方に太陽が沈んでいくと、バッターが見にくいということなのかもしれませんね。(時間帯によっては野手が大変だと思いますが。。。)
バックスクリーンを Batters Eye Screen と呼ぶのは知りませんでした。考えてみると野球用語にはいろいろ面白い表現がありそうですね。機会があれば調べて書いてみたいと思います。
それでは、また遊びに来てください!