It is never too late to learn.
日本語に「六十の手習い」ということわざがあります。
六十歳になって文字を習い始めても遅すぎることはない、つまり何かを学ぶのに遅すぎることはないということ。
平均寿命の伸びた現代では「七十の手習い」「八十の手習い」という表現も見られるようになりました。
もちろん伝えたいことは同じなので、六十だろうと、八十だろうと、百だろうと、数字そのものはどうでもよいこと。
思い立ったが吉日という言葉もありますし、入れたい数字を入れてしまえばよいのかもしれません。
一方、英語で同じ意味を表すなら、
It is never too late to learn.
というストレートな表現が思い浮かびます。
この表現が引用されるときにはよく、セザンヌは20歳まで絵を描いたことがなかったとか、ゴーギャンは35歳で本格的に絵画を始めたとか、有名人・偉人が引き合いに出されることがあります。
ただ学ぶことの面白さというものは、本来万人に開かれているもの。
セザンヌやゴーギャンのようになることだけが、絵を描く意味ではないはずです。
It is never too late to learn.
そして、
It is never too early to learn.
今この瞬間にも何かを学び始めることはできる、そんな気持ちは持ち続けていたいものだと思います。