ローマは一日にして成らず、そしてパリやモスクワも

Wiktionary を読んでいたら、ちょっと面白い記述を見つけたのでシェアしたいと思います。

それは「ローマは一日にして成らず」ということわざについて。

ほとんどの言語でローマのままだが、フランス語は「パリ」、ロシア語は「モスクワ」となっている。

英語 Rome wasn’t built in a day.
フィンランド語 Ei Roomaa päivässä rakennettu.
フランス語 Paris ne s’est pas fait en un jour.
ラテン語 Non uno die Roma aedificata est.
ロシア語 Москва не сразу строилась.

 

Wiktionary「ローマは一日にしてならず」より、一部抜粋

お馴染みのこのことわざ。フランスとロシアでは、自国の首都に置き換えているんですね。

もちろんパリやモスクワは歴史ある大都市ですので、このフレーズにふさわしい風格を備えているのだと思います。

あるいは日本語でも「東京は一日にして成らず」とか「京都は一日にして成らず」と言ってみてもよかったのかもしれません。

このあたりはお国柄というか、国民性の違いなのかもしれませんね。

何だかおもしろい比較だなと思います。