ローマは一日にして成らず、そしてパリやモスクワも

photo credit: La 14ème étape – The 14th stage – Via Crucis via photopin (license)
Wiktionary を読んでいたら、ちょっと面白い記述を見つけたのでシェアしたいと思います。
それは「ローマは一日にして成らず」ということわざについて。
ほとんどの言語でローマのままだが、フランス語は「パリ」、ロシア語は「モスクワ」となっている。
英語 Rome wasn’t built in a day. フィンランド語 Ei Roomaa päivässä rakennettu. フランス語 Paris ne s’est pas fait en un jour. ラテン語 Non uno die Roma aedificata est. ロシア語 Москва не сразу строилась.
Wiktionary「ローマは一日にしてならず」より、一部抜粋
お馴染みのこのことわざ。フランスとロシアでは、自国の首都に置き換えているんですね。
もちろんパリやモスクワは歴史ある大都市ですので、このフレーズにふさわしい風格を備えているのだと思います。
あるいは日本語でも「東京は一日にして成らず」とか「京都は一日にして成らず」と言ってみてもよかったのかもしれません。
このあたりはお国柄というか、国民性の違いなのかもしれませんね。
何だかおもしろい比較だなと思います。