『ビール語辞典』を読んでみる

この前の休日、横浜駅近くの某書店に立ち寄ったところ、こんな本が平積みされていました。

ビール語辞典: ビールにまつわる言葉をイラストと豆知識でごくっと読み解く

もともと辞典と名の付く本には目が無いので、さっそく手に取ってみました。

内容を見ると、ビールのことば(エール、ラガーなど)について解説をしたり、ビールにまつわる雑学を紹介したり、日本全国のブルワリーを紹介したり、ビール好きの人ならページをめくるだけで楽しくなってしまう夢のような一冊。一目惚れで購入してしまいました。

文章だけでなく味わいのあるイラストも素敵で、巻頭の「ちょこっとビールヒストリー」では、ビール数千年の歴史が6ページほどのコミックにまとめられています。

その他にもいくつかの「ビールの基礎知識」を学んだあと、本書のメインである「ビール用語」のセクションに行くと何と数百に及ぶビール関連の見出し語が並んでいます。

その中の【乾杯】の項では、世界の国々で「乾杯」を何と言うのかが紹介されていました。

いくつか抜き出してみると、、、

na zdrovie ポーランド
skål デンマーク
건배 韓国
salud メキシコ
slainte アイルランド
proost ベルギー
prost ドイツ
santé フランス
hipahipa ハワイ
mabuhay フィリピン
na zdravi チェコ
干杯 中国

 

国ごとにさまざまな表現があることがわかります。

また中にはこんな見出し語も。

セノシリカフォビア
【cenosillicaphobia】

セノシリカフォビア(cenosillicaphobia)は空のグラス恐怖症。お酒が好きな場合は厄介ですね。

これって単に飲みたいだけ?? ではないのでしょう、たぶん。。。

と、このようにビールにまつわるちょっと面白いことばも紹介されています。

ビール好きの人と言葉好きの人にはおすすめの一冊。書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

 

ビール語辞典: ビールにまつわる言葉をイラストと豆知識でごくっと読み解く
リース 恵実
誠文堂新光社
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