ポーランド旅行記② − ワルシャワしみじみ観光編

ポーランド旅行記2日目の記録です。

 

ワルシャワ旧市街へ

昨日は結局2時くらいまで起きていましたが、時差の影響もあるのか7時過ぎには起床。ただすっかり体調は回復したので、軽快に出発。

まずは今日最初の目的地、ワルシャワ旧市街(Stare Miasto)へ向かいます。

ワルシャワのメインストリート、イェロゾリムスキェ通り(Aleje Jerozolimskie)を東へ進み、新世界通り(Nowy Świat)で左折。

新世界通りは美しい建物やおしゃれなお店が並んでいて、とても気持ちの良い界隈。

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朝から何も食べていなかったので、途中の Costa Coffee に入り、フラットホワイトとキッシュを注文。

このキッシュがなかなかのボリュームで、結局、朝昼兼用の食事になってしまいました。

お店の棚にポーランド語版の Scrable が置いてあるのを発見! やはり[ł]や[ś]などの文字もあるのでしょうか?

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お腹も膨らんだので、新世界通りをどんどん歩いていくと、途中からはクラクフ郊外通り(Krakowskie Przedmiescie)という名前に変わります。

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こちらは大統領官邸。

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そのまま歩いていくと、ほどなくワルシャワ旧市街の入り口へ到着。旧王宮前の広場は多くの人で賑わっています。

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そこから細い道を抜けて旧市街広場へ。一昨年の旅行で訪れたエストニアの首都タリンの旧市街を思い出しました。

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円形状の砦、バルバカン(Barbakan)。

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川の方へ行くとキュリー夫人の銅像を発見。「84 Po」というのは、キュリー夫人が発見した元素、ポロニウムの原子番号と元素記号。

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ヴィラヌフ宮殿へ

旧市街の散策後は郊外にあるヴィラヌフ宮殿(Pałac w Wilanowie)へ行ってみることに。

さきほど歩いて来たクラクフ郊外通りからヴィラヌフ宮殿行きのバスが出ています。

初めての街でバスに乗るのは結構ハードルが高いのですが、このバスはヴィラヌフ宮殿行きなので、とにかく終点まで乗っていればよいのだろうと一安心。

後ほどわかったことですが、ここで切符の改札を忘れるというミスをしていました。電車でも、バスでも、トラムでも、券売機で切符を買ったら、車内の黄色の自動改札機に切符を入れて自分で改札をしなければならないとのこと。そういえば、空港からワルシャワ中心部への電車に乗ったときも改札をしていませんでした。検札があったら一発でアウト! 危ない危ない。。。

バスは中心部を抜けて郊外へ。観光で訪れた街ではあまり郊外を見る機会はないので、地元の人々の暮らしに思いを馳せながらバスに揺られていました。30分程でヴィラヌフ宮殿へ到着。

本によるとヴィラヌフ宮殿というのは、17世紀にポーランド王のヤン3世ソビエスキ(Jan Ⅲ Sobieski)という人が夏を過ごすための宮殿として建てたものなのだそう。

一帯は公園になっているので、途中のベンチで仰向けになってしばらく休憩。

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ちょうど12時を告げる鐘の音が周囲に響き渡っていました。

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宮殿の中には当時の貴族の暮らしを想像できるような多くの調度品と肖像画が。

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仲の良さそうな二人。

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お茶の時間〜ヴィスワ川へ

宮殿の見学を終え、14時前にふたたび町の中心部へ。

このブログを通して知り合ったワルシャワ在住の kiki さんと新世界通り入り口のスターバックスで待ち合わせ。kiki さんはワルシャワの日本語学校で日本語を教えていらっしゃるとのこと。

そんなこともあり、日本語や英語やポーランド語やその他の言語に関するマニアックな話題に3時間も付き合っていただきました。

生徒さんに質問されて考えたという「ざっと」と「ざくっと」の違いに関する説明はまさに絶品。日本語を教えるというのは、想像以上に奥深い世界なんですね。

じっくりとこんな話をする機会はなかなかないので、とても楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます!

その後は新世界通りとイェロゾリムスキェ通りの交差点にある empik という書店へ。

この empik はチェーン展開をしているお店のようで、この二日間ワルシャワのあちこちで見かけました。

ここでお目当ての英語・ポーランド語辞書を購入(49.90ズウォティ)。これをこの旅の自分へのお土産にします。

ところで辞書を買ったときにポーランド語ができる人だと思われたのか、店員さんにポーランド語でばーっと話しかけられてしまいました。本当は挨拶もろくに出来ないというのに、、、店員さんごめんなさい。

外に出るとまだ18時頃。宿へ戻るのもちょっと早いと思ったので、ヴィスワ川(Wisła)の方へ歩いてみることにしました。

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夕暮れ時、川沿いにはたくさんのワルシャワっ子が集まっています。

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昼間はあんなに暑かったのに、この時間はすっかり涼しくなっています。

川を眺めながら、これまでに海外で出会った様々な人たちのことを考えていたら、どんどん感傷的な気分になってきたので、ほどよいところで宿へ戻ることにしました。