ポーランド人の名字のはなし

ポーランドへ行く前は、ポーランド人の多くは「◯◯スキー」さんなのだと思っていました。

旧ユーゴスラビアに「◯◯ッチ」さんが多いのと同じようなイメージです。

ただガイドブックやその他の本を読んでいる限り、どうもそこまで多くはなさそうだとわかってきました。

そもそも今回の旅行へ行く前から知っていたポーランド人の名前を挙げてみると、

  • レフ・ワレサ(政治家)
  • ヨハネ・パウロ2世(ローマ教皇)
  • チェスワフ・ミウォシュ(詩人)
  • アンジェイ・ワイダ(映画監督)
  • ロマン・ポランスキー(映画監督)
  • クシシュトフ・キェシロフスキ(映画監督)

*いちおうポーランド語の綴りも拾っておきます。

  • Lech Wałęsa(本当はヴァウェンサと読むんですね)
  • Jan Paweł II(本名:Karol Józef Wojtyła)
  • Czesław Miłosz
  • Andrzej Wajda
  • Roman Polański
  • Krzysztof Kieślowski

数えてみるとこの時点で「◯◯スキー」さんは2人しかいません。6分の2(=33%)です。

サンプルは少ないものの、おそらく右も左も「◯◯スキー」さんだらけというほどではないのでしょう。

ところでポランスキーは「スキー」と伸ばすのに、キェシロフスキは「スキ」と止めるのはなぜなのでしょう?

調べてみると、ポランスキーは例外で、ポーランド人の場合は「◯◯スキ」と止める人が大半のようです。

一方、ロシア人などの場合は「ドストエフスキー」「タルコフスキー」「チャイコフスキー」のように伸ばすのが普通。

表記はさておき、ポーランド語の実際の発音は伸ばすのに近いのか、止めるのに近いのか。

またポーランド語とロシア語の「スキー」の伸ばし方は本当に違うのか、違うとすればどのくらい違うのか。

などなどちょっと気になります。