渋谷のスクランブル交差点にて

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先日ちょっとした用事があって、久しぶりに渋谷の街中へ。
最近都内の喧噪から遠ざかっているせいか、駅前のスクランブル交差点を渡っただけで、ぐったりと疲れてしまいました。
学生の頃はよくここを歩いていたはずなのに、慣れというのは恐ろしいものですね。
今回はそんな渋谷のスクランブル交差点にぴったりの四字熟語を一つ。
肩摩轂撃(けんまこくげき)
人や馬車などの行き来が多くて込み合っている様子。
都会の雑踏の様子をいう。
「肩摩」は肩と肩がこすれること。
「轂撃」は車のこしき同士がぶつかること。
人の肩が擦れあい、車のこしきがぶつかりあうほどに密集している様子から。
肩と肩がこすれるのはまだしも、車輪同士がぶつかるというのはものすごい状況。
ただ渋谷のスクランブル交差点というのは、あれだけの人が行き交いながら、ドン!と派手にぶつかることもなく淡々と人が流れていきます。
あれをロボットで再現しろと言われたら、とんでもなく高度な技術になるのではないでしょうか。
そういう意味ではあの交差点というのは、人間の知性・能力が最高度に発揮された場所であるのかもしれません。