Christmas の短縮形はなぜ Xmas なのか?

photo credit: Markus Grossalber Christmas candles via photopin (license)
クリスマスシーズンに街中を歩いていると、気になるのは何といってもイルミネーションやデコレーション、、、ではなくクリスマスの英語表記のこと。
よくお店の掲示などで Chirstmas の代わりに Xmas という表記を見かけることはありませんか?
Xmas はもちろん Christmas の短縮形。ただ何となくその説明を受け入れている人も多いと思いますが、改めて考えてみるとなぜ X が Christ の代わりになるのでしょう? 十字架を連想させるからでしょうか?
Oxford Dictionaries には次のような説明が出ていました。
Xmas
NOUN
informal term for Christmas
Origin
X representing the initial chi of Greek Khristos Christ.
これによると Xmas の X は、ギリシア語でキリストを意味する Khristos(ギリシア文字:Χριστός)の頭文字 Χ(キー)に由来するとのこと。ギリシア文字の Χ はただ一文字でキリストを表すのだそうです。
なおキリストを表すのはあくまで大文字の Χ であって、小文字の χ ではありません。
ただいずれにせよアルファベットの一文字が特定の人に割り当てられているのは、さすがにキリストだけではないでしょうか。そういう意味では最高に贅沢なアルファベットの使い方と言えるでしょう。