一流と二流

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一流の寿司職人と二流の寿司職人。
一流の野球選手と二流の野球選手。
一流の政治家と二流の政治家。
一流の会社員と二流の会社員。

私たちがこのように表現するとき、一流と二流の間にはいったいどれくらいの差があることを想定しているでしょうか?

いちりゅう【一流】

その社会でのランクが最高で、押しも押されもしない地位(を占めているもの)。

「新明解国語辞典 第七版」

にりゅう【二流】

その社会で、一流と言われるところまで達していない地位(にあるもの)。

「新明解国語辞典 第七版」

新明解によれば、一流というのは「最高」、二流というのは「その次の段階」。

だとすれば、二流というのもそれほど悪いことではないのかもしれません。

実際、どんな世界においても一流になれるのは一握りの人だけですから、世の中の大半の人は二流であるということになるのでしょうか。

しかし!このランクには一流と二流の次があるのです。

さんりゅう【三流】

その社会でのランクが、最低ではないが、中の下程度の地位(にあるもの)。

「新明解国語辞典 第七版」

さいてい【最低】

程度や序列などが最も低い(劣っている)こと(様子)。

「新明解国語辞典 第七版」

新明解によれば、三流というのは「中の下」。そして語義の中に「最低ではないが」とあるので、その最低も合わせて引いてみました。

これらを並べると「一流→二流→三流→最低」というランキングができあがります。

いったい自分はどのグループに属しているのだろう? と思わず考えてしまいました。