桜ながし

17041201

今日は久しぶりの晴天。

仕事休みだったこともあり、目黒川沿いの桜を眺めてきました。

ここ数日の雨で少し散ってしまったようですが、まだまだ見頃。平日の昼間だというのに多くのお花見歩きの人で賑わっていました。

さて今回は、ここ数日読んでいる『雨のことば辞典』からこんな言葉を拾ってみたいと思います。

桜ながし さくらながし

桜の花に降りかかり散らしてしまう雨をいう、鹿児島県肝属地方のことば。「流し」は、何日も降りつづく雨。また梅雨を指す。美しく咲いている桜の花を散り流してしまう無情の雨なのだが、なぜかあわれ深いひびきがある。

『雨のことば辞典』P.110

桜ながしと言えば、この曲を思い浮かべる人も多いでしょう。

この本を読むまで「桜流し」に雨の意味があるとは知りませんでした。

さきほどの語義には鹿児島のことばとあるので、あるいは鹿児島の人だけは意味を知っていたのでしょうか?

 

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