土曜・日曜
今日は土曜日。気が付けばゴールデンウィークも残りわずかとなりました。
ところでこの「土曜日」は国語辞書でいったいどのように定義されているのでしょう?
どよう[土曜](名)
一週の六番目の日。金曜の次。土曜日。
「三省堂国語辞典 第七版」
どよう【土曜】
一週の第七日。金曜の次、日曜の前。土曜日。〔週の始まりを月曜とすれば、一週の第六日〕
「新明解国語辞典 第七版」
同じ出版社から出ている三省堂国語辞典と新明解国語辞典。ただ三国が土曜を週の六番目としているのに対して、新明解は七番目としています。
(新明解には六番目説への注釈もありますが。)
個人的には土曜から日曜になるときに「さあ、一週間が始まるぞ」という感覚はないので、月曜始まりに一票。ただ矛盾しているようですが、カレンダーの並びは日曜始まりの方がしっくり来ます。
念のため「日曜」も見ておきましょう。
にちよう[日曜](名)
一週の最後の日。六日間働いたあとの、休息の日。土曜の次。日曜日。〔カレンダーは、ふつう日曜から始まる〕
「三省堂国語辞典 第七版」
にちよう【日曜】
一週の第一日。日曜日。週の始まりを月曜とすれば、一週の週末。
「新明解国語辞典 第七版」
三国にはカレンダーに関する記述がある一方、新明解には日曜始まり説と月曜始まり説の両方に対する目配せがあります。
ちょっとした違いなのですが、辞書の個性が出ていて、おもしろいなと思いました。
自分だったら果たして「土曜」と「日曜」をどのように説明するか。簡単なようで難しい仕事なのだと思います。
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