age group
『アンカーコズミカ英和辞典』の age の項を読んでいたら、次のような記述が出ていました。
●age group(年齢はだいたいの目安)
infant(0〜1歳)
baby(0〜2歳)
child(0〜14, 5歳)
teenager(13〜19歳)
youth/adolescent(15, 6〜20歳)
adult(20歳以上)
middle-aged person(40〜65歳)
elderly person(65歳以上)
「いやいや、そんなにはっきりと区切れないでしょう」という突っ込みはあると思いますが、そこを敢えて言い切ってしまうのがこの辞書の魅力。
‘it depends’ ばかりでは学習者も単語のイメージをつかむことができません。
なお個人的にこの中で一番「えっ?」と思ったのは infant の定義。baby よりも下というイメージはなかったので、確認のため infant の項も引いてみました。
infant
- (おもに米)乳幼児(ラテン語の原義は「しゃべれない」で、歩いたり話せない生後1年以内の赤ん坊をさすが、一般的には2歳ぐらいまでをいう)
- (おもに英)幼児(通例7歳未満)
「アンカーコズミカ英和辞典」
なんとなく「infant=幼児」というイメージがあったのですが、アメリカ英語では乳児+αくらいのイメージなんですね。これは知りませんでした。
またさきほどのリストには child, middle-aged person, elderly person のように区切りについて意見が分かれそうな単語もあります。
そういえば日本でも最近、高齢者の定義を見直して75歳以上にすべきなんていう議論がありましたね。(あれは結局どうなったのでしょう?)
もちろん年齢だけで人を語ることは慎むべきですが、学習者にとってそれぞれの単語がどのくらいの年齢を指すのかというのは必要な知識。そういう意味ではこういう「言い切り」も時にはありなのかなと思います。