フィンランド語学習記 vol.478 − ふとアイスクリームが食べたくなる
フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』にこんな表現が出てきました。
Minun tekee mieli jäätelöä.(ふとアイスクリームが食べたくなる。)
mieli は「考え」を意味する名詞。
構文としては以前に習った täytyy の文に似ています。
täytyy を使った文では、主語が属格[-n]の形になります。
Minun täytyy opiskella.(私は勉強しなければならない。)
変わった形の文なので、まるごと覚えるのがベストでしょう。
なお『フィンランド語文法ハンドブック』には次のような例文が出ていました。
Minun tekee mieli lähteä ulos.(私は外へ出かけたい。)
ここでは mieli の後に lähteä(出発する)という動詞が置かれています。
冒頭の文も mieli の後に syödä(食べる)という動詞が省略されているのだと思います。
アイスクリームが食べたいのならストレートに Haluan syödä jäätelöä. と言ってもよいのですが、Minun tekee mieli jäätelöä. と言う方が自分の気持ちに近いときもあるでしょう。
実際、こんな例文を見ただけで、ふとアイスクリームが食べたくなったりしませんか。