たまねぎは「炒まる」のか?

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この頃、久しぶりに料理熱が高まって、日々キッチンに立っています。

作ったことがないものを作りたい気持ちが強いので、レシピ本を見ながら悪戦苦闘することも。

また本とともに、よく参考にするのが Youtube などにアップされている料理動画。

特に全く初めての料理を作るときには、動画の方が工程や完成形をイメージしやすい気がします。

先日そんな料理動画を見ていたときに、ちょっと違和感を覚えた表現がこちら。

たまねぎを炒めます。たまねぎが炒まったら、、、

たまねぎが「炒まる」という自動詞は何だか不自然ではないでしょうか。

たまねぎは人が炒めるものではあるけれども、ひとりでに炒まるものではないからです。

ただ例えば「スープを温める/スープが温まる」と言う場合には「温まる」という自動詞を違和感なく使うことができます。

もちろん「温まる」の場合にもスープがひとりでに温まる訳ではありません。しかし「温まる」は国語辞書の見出し語になるくらい普通の表現です。

それならば、やはり「炒まる」も正しい使い方なのでしょうか?

でもどうしても「炒まる」はおかしいような、、、と、この違和感の正体がわからずにもやもやしているところです。