さいころの123456
きのうに続いてさいころのお話。
一般的なさいころは、立方体の六つの面に1〜6の数字が割り当てられています。
この数字を英語で読めば、もちろん one, two, three, four, five, six。
たださいころの数字を表すときには、ちょっと古めかしい次のような単語を使うこともできます。
1 | ace |
---|---|
2 | deuce |
3 | trey |
4 | cater |
5 | cinque |
6 | sice |
これらの単語は古フランス語に由来しますが、よく見ると現代フランス語(un, deux, trois, quatre, cinq, six)との類似性があることもわかります。
またこの中にはフランス語を知らない人でも、おそらく聞いたことがある単語も含まれています。
1の ace はトランプのエース、テニスのサービスエース、野球のエース(ピッチャー)など様々な文脈で使われますし、2の deuce もテニスやバレーボールのデュースで使われています。
*ただしサービスエースは和製英語。英語では単に ace と言うようです。
ところで ace というのは考えてみれば不思議な単語。
さいころを振って1が出たらがっかりする人がほとんどでしょうが、それが ace と呼ばれたとたんに急に価値が高まったように感じます。
もっともそれがすごろくなら1マスしか進めないことに変わりはない訳ですが。