さいころの123456

17062701

きのうに続いてさいころのお話。

die or dice?

一般的なさいころは、立方体の六つの面に1〜6の数字が割り当てられています。

この数字を英語で読めば、もちろん one, two, three, four, five, six。

たださいころの数字を表すときには、ちょっと古めかしい次のような単語を使うこともできます。

1 ace
2 deuce
3 trey
4 cater
5 cinque
6 sice

 

これらの単語は古フランス語に由来しますが、よく見ると現代フランス語(un, deux, trois, quatre, cinq, six)との類似性があることもわかります。

またこの中にはフランス語を知らない人でも、おそらく聞いたことがある単語も含まれています。

1の ace はトランプのエース、テニスのサービスエース、野球のエース(ピッチャー)など様々な文脈で使われますし、2の deuce もテニスやバレーボールのデュースで使われています。

*ただしサービスエースは和製英語。英語では単に ace と言うようです。

ところで ace というのは考えてみれば不思議な単語。

さいころを振って1が出たらがっかりする人がほとんどでしょうが、それが ace と呼ばれたとたんに急に価値が高まったように感じます。

もっともそれがすごろくなら1マスしか進めないことに変わりはない訳ですが。