フィンランドの「名前の日」を調べることができるiPhoneアプリ『Suomalainen Kalenteri』

本日は Made in Sweden の iPhone カレンダーアプリ『Suomalainen Kalenteri – Kuukausi』を紹介します。

iPhone のカレンダーアプリは現在、百花繚乱の様相を呈しており、お手軽なものから高機能なものまで豊富な種類から選ぶことができます。

そんな中、このアプリには他にはない機能がひとつだけ搭載されています。

それはフィンランドの Nimipäivä(名前の日)を調べることができるということ。

フィンランドに限らず、キリスト教圏の国では、カレンダーの各日にキリスト教の守護聖人の名前が割り当てられているのだそう。

例えば、Tino(ティノ)さんという名前の男性であれば、本日2月14日のところに自分の名前があるので、本日が「名前の日」ということになり、誕生日と同じようにお祝いをするのだとか。

1年で2回お祝いをしてもらえるとは、ずいぶんお得な気分になりますね。(名前のない人は損な気分?)

そういえば、しばらく前に読んだフィンランドの小説『スフィンクスか、ロボットか』でも、主人公の女の子と花屋のおばさんが名前の日を話題にするシーンがありました。

『スフィンクスか、ロボットか』レーナ・クルーン著 | Fragments

同じ町に住む中国人から花束の注文があったので、名前の日を祝うのかと思って花束を届けてみると「中国には名前の日はない」と言われるというエピソード。

名前の日がないということが軽い驚きになるくらい、日常に深く根ざした文化なのでしょう。

それはさておきアプリの話に戻ります。このアプリのカレンダーは Pieni(小)、Medium(中)、Iso(大)の3種類から選択することができます。

これは Pieni(小)。

続いて Medium(中)。Medium は英語ですよね?

これは Iso(大)。

なお、本日2月14日のところには Ystävänpäivä(友達の日)という表示が。

フィンランドでは、この日友達にカードやプレゼントを贈る習慣があるのだそうです。日本と違い、恋人の日ではないんですね。

以上、バレンタインの本日はカレンダーアプリ『Suomalainen Kalenteri – Kuukausi』を紹介しました。ちなみに、Kuukausi とは「月」の意味らしいです。空に浮かぶ月(moon)ではなくて、暦の月(month)の方ですね。

 
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カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
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