フィンランド語学習記 vol.504 − 2冊の教科書

17101601

現在、通っているフィンランド語教室では『suomea suomeksi 2』と『suomen mestari 3』という二冊の教科書を使っています。

隔週でそれぞれの教科書を使っており、お互いの関連性はないのですが、時折、一つの教科書で習った表現が、すぐにもう一つの教科書で出てくるということがあります。例えばこんな表現。

Arvaa, mitä minä teen?(私が何をしているか当ててみて。)

− En tiedä. Kirjoitat kirjettä.(知らないよ。手紙を書いてるの?)

「suomea suomeksi 2」P.101

arvaa は「推測する」を意味する動詞 arvata の(二人称単数)命令形。

Arvaa, mitä minä teen? を直訳すれば「私が何をしているか推測して」という意味になります。

なるほど、フィンランド語ではこういうときに arvata という動詞を使うのかと思っていたら、もう一つの教科書でも似たような表現が出てきました。

Hei Hanna, arvaa mitä, mä sain sähköpostia mun vanhasta koulusta Brasiliasta.

(ねえ、ハンナ、聞いてよ。僕、ブラジルの母校からEメールをもらったんだ。)

「suomen mestari 3」P.85

arvaa mitâ を直訳すれば「何が起こったのか推測して」という意味になります。

*ただ今回は英語の guess what のように「聞いてよ」と訳してみました。

このように2冊の教科書の内容がリンクすると、単純に「これ知ってる!」と思えて嬉しいですし、いつも以上に記憶に残るような気がします。

そのあたりが2冊の教科書を平行してすすめているメリットなのかなと思います。