フィンランド語学習記 vol.509 − 安楽死させる人
いよいよ来週から六本木のTOHOシネマズで「フィンランド映画祭 2017」が始まります。
映画祭のオープニング作品になっているのが『ペット安楽死請負人』という作品。物騒なタイトルですが、いったいどんなストーリーなのでしょう?
予告編から映画の雰囲気はよく伝わってきますが、ストーリーはよくわからず。そこは映画館に行って確かめたいと思います。
なおこの作品、フィンランド語の原題は「Armomurhaaja」、英語のタイトルは「Euthanizer」となっています。
ただ手元の辞書を引いても armomurhaaja という単語は出ていません。
こういうケースは大抵複合語なので、切れ目を探して前後に分割します。
すると armo は「思いやり」、murhaaja は「殺人者」の意味であることがわかりました。
フィン | 英 | 日 |
---|---|---|
armo | mercy | 思いやり |
murha | n. murder | 殺人 |
murhata | v. murder | 人を殺す |
murhaaja | murderer | 殺人者 |
思いやりの殺人者とは、英語の euthanizer や mercy killer と同じ「安楽死させる人」の意味なのでしょう。
それにしても英語の murder とフィンランド語の murha は綴りがよく似ています。もしかしたら同じ語源の単語なのでしょうか?
と、そんな話はさておき、フィンランド映画祭のチケットはオンラインで購入することもできます。
日本ではなかなか見ることができないフィンランドの映画をまとめて見ることができる貴重な機会。
興味のある方はぜひチェックしてみてください!
11月 01, 2017 @ 07:55:06
初めまして、フィンランド語を勉強中の者です。
質問をさせて頂いても宜しいでしょうか。
フィンランド語の「会う」という意味の、”tavata”と”nähdä”はどう違うのでしょうか。
教えて頂けましたら幸いです。
宜しくお願い致します。
11月 04, 2017 @ 00:34:34
Mayさん
なるほど、それは考えたことがありませんでした。
正直わからないので推測すると、tavata は英語の meet のように「顔を合わせる」、nähdä は英語の see のように「顔を合わせる」場合もあれば「単に見かける」場合もあるということでしょうか? いずれにしても nähdä の方が幅広い意味のある単語という気がします。はっきり答えられず、すみません。