フィンランド語学習記 vol.510 − 演奏する人

17110101

以前のエントリーで「芸術と文化を作る人」に関する語彙を紹介しました。

フィン
taiteilija artist 芸術家
näyttelijä actor 俳優
laulaja singer 歌手
ohjaaja director 監督、演出家
puvustaja costumer 衣装係
lavastaja set designer 舞台美術家
valokuvaaja photographer 写真家
katsoja spectator 観客
kävijä visitor 訪問者

 

フィンランド語学習記 vol.507 − 芸術と文化を作る人

これらの語彙に共通するのは「〜する人」を意味する[-jA]という接尾辞が付いていること。

[-jA]は英語の[-er]に当たる接尾辞です。

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 3』には同じく「〜する人」を意味する[-isti]という接尾辞の付く単語も紹介されていました。

フィン
kitaristi guitarist ギタリスト
basisti bassist ベーシスト
solisti soloist ソリスト
pianisti pianist ピアニスト
viulisti violinist バイオリニスト
artisti artist アーティスト

 

こちらは主に「楽器を演奏する人」に関する語彙になっています。

またこうして英単語の隣に並べてみると、フィンランド語の[-isti]は英語の[-ist]に当たる接尾辞であることがわかります。

この中でソリストとアーティスト以外はもとになっている楽器の名前があるはずなので、そちらも拾ってみました。

kitaristi(ギタリスト) kitara(ギター)
basisti(ベーシスト) basso(ベース)
solisti(ソリスト)
pianisti(ピアニスト) piano(ピアノ)
viulisti(バイオリニスト) viulu(バイオリン)
artisti(アーティスト)

 

なお接尾辞[-jA]は動詞に付くのに対して、[-isti]は名詞に付くという違いがあります。

laulaa(歌う)→ laulaja(歌手)
piano(ピアノ)→ pianisti(ピアニスト)

なかなか奥が深いフィンランド語の接尾辞の世界。

こういった接尾辞を押さえておけば、使える語彙の数も飛躍的に増えていくように思います。