フィンランド語学習記 vol.522 − 接尾辞[-ton/-tön](1)
前回のフィンランド語教室では、接尾辞[-ton/-tön]の用法を扱いました。
[-ton/-tön]は名詞や動詞に付ける、「〜ない」の意味を表す接尾辞。
今回は、名詞に[-ton/-tön]を付ける場合、動詞に[-ton/-tön]を付ける場合、それぞれの手順を見ていきましょう。
名詞+[-ton/-tön]
onni(幸福)
onneton(不幸な)
onneton(不幸な)
名詞に接尾辞[-ton/-tön]を付ける手順は次のとおり。
onni | 語幹をもとめる。 | → | onne |
onne | [-ton/-tön]を付ける。 | → | onneton |
シンプルな手順です。
動詞+[-ton/-tön]
puhua(話す)
puhumaton(話さない)
puhumaton(話さない)
動詞に接尾辞[-ton/-tön]を付ける際の手順は次の通り。
puhua | 三人称複数[-vAt]の形をもとめる。 | → | puhuvat |
puhuvat | [-vAt]を外して[-maton/-mätön]を付ける。 | → | puhumaton |
こちらもシンプルな手順です。
名詞であれ動詞であれ[-ton/-tön]を付ける手順自体は難しくありません。
明日は教科書の練習問題を使って、実際どんな単語に接尾辞[-ton/-tön]が付くのかを見ていきたいと思います。