フィンランド語学習記 vol.541 − 時の表現(9)

18020301

昨日に続いてフィンランド語教室のテキスト『suomea suomeski 2』より、様々な「時の表現」を見ていきます。

 

入格(普段は行なっていることをこの期間だけは行っていない)

En ole lukenut sanomalehtiä kahteen viikkoon.
(私はここ2週間、新聞を読んでいない。)

期間を表す言葉を入格の形にすることで、「普段は行っていることをこの期間だけは行っていない」というニュアンスを表すことができます。

つまりこの文には「普段は読んでいるんだけど。。。」という含みがあります。

主格 kaksi viikko
入格 kahteen viikkoon

 

Emme ole käyneet kirkossa kuukauteen.
(私たちはここ1か月、教会を訪れていない。)

この文には「普段は訪れているんだけど。。。」という含みがあります。

主格 kuukausi
入格 kuukauteen

 

En ole nähnyt häntä vuosiin.
(私はここ数年、彼/彼女に会っていない。)

この文には「昔は普段、会っていたんだけど。。。」という含みがあります。

なお vuosiin は単数入格ではなく複数入格の形なので注意が必要。単数の vuoteen なら「ここ1年」、複数の vuosiin なら「ここ数年」の意味になります。

主格 vuosi
単数入格 vuoteen
複数入格 vuosiin

 

Emme ole tavanneet pitkään aikaan.
(私たちはここしばらく、会っていない。)

この文には「普段は会っているんだけど。。。」という含みがあります。

pitkään aikaan は「長い間」という意味の決まり文句として覚えてもよいでしょう。

主格 pitkä aika
入格 pitkään aikaan

 

以上、今回はここまで。

明日も引き続きフィンランド語の「時の表現」をおさらいしていきます。