ブログを毎日更新するための3つのコツ

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先日ある人に「ブログを毎日更新するためのコツはありますか?」と聞かれたので、自分なりにいろいろ考えてみました。

特に目新しい内容ではないと思いますが、そのとき考えたことを忘れないうちに書き記しておこうと思います。

なおこのブログは2013年の元日から毎日更新しており、さきほど数えてみたら今日で連続更新1888日目。

ということで、少しくらいは「継続のコツ」について語る資格もあるでしょう。

 

1)背伸びしない。

文章を書いていると、時折自分を大きく見せたくなることもありますが、そこは我慢のしどころ。

そんな気持ちになったときには、画家・熊谷守一さんの次の言葉を思い出すようにしています。

二科の研究所の書生さんに「どうしたらいい絵がかけるか」と聞かれたときなど、私は「自分を生かす自然な絵をかけばいい」と答えていました。下品な人は下品な絵をかきなさい、ばかな人はばかな絵をかきなさい、下手な人は下手な絵をかきなさい、と、そういっていました。

熊谷守一『へたも絵のうち』P.143

わからないことをわかるように書こうとするのは大変ですが、わからないことをわからないと書くのはそれほど難しいことではありません。

取り繕うことなく、等身大の文章を書いていけばいいのかなと思います。

 

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2)第一稿をものすごいスピードで書く。

各記事の第一稿はとにかく「速く」書くことを心がけています。

文法や漢字が間違っていても、表現が陳腐でも、日本語の体を成していなくても気にしません。

とにかくスピード重視。速いときには一本の記事が10分くらいで完成します。

ただしそこからの書き直し(推敲)はかなり丁寧に行っています。

経験則として、第一稿で文章としてのクオリティを意識すると、途中で行き詰まってしまいがち。

よって最初のアウトプットでは頭の中に浮かぶものをばーっと出してしまって、それを後から推敲した方がスムーズに原稿が作成できるような気がします。

例えるなら、料理の際にまず必要な材料を並べておくようなイメージでしょうか。

 

3)毎日書くから毎日書ける。

「毎日」というのは何かを続ける際の一つのキーポイントだと思います。

人が毎朝、顔を洗ったり、歯を磨いたりできるのは、単純に「それが毎日行うことだから」ということが大きいのではないでしょうか。

文章も同様で、毎日書くというルールにしておけば、いつのまにかそれが習慣になります。

もしこれを「気が向いたときに書く」ということにすると、一回一回文章を書き始める際に「書き始めよう」という意志の力が必要になってしまいます。

しかし人間は元来面倒臭がりな生き物なので、意志の力に頼っていてはすぐに疲れてしまいがち。

よって毎日更新というのは、ある意味、継続のための合理的な戦略なのだと思います。

ただここで大切なのはクオリティにこだわらないということ。

一か月に一本くらいそこそこ面白いものが書けたらいいかというくらいに構えておくのがよいでしょう。

 

まとめ

以上、僭越ながら「ブログを毎日更新するためのコツ」について書いてみました。

ブログを毎日更新すること自体が凄いとか、価値があるとは思いませんが、何かを「継続できる」ということは人生の他の局面にも応用できるちょっとしたスキルなのではないかとも思います。