白黒 vs 黒白

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フィンランド語で「白黒」は mustavalkoinen と言うそうです。
musta は「黒」、valkoinen は「白」ですので、日本語とは逆の順番になっています。
英語でも、black and white と言いますので、世界的には「黒⇒白」の順番が主流なのでしょうか?
そんなことが何だか気になったので、Google Translate を使って少し調べてみました。
順番 | ||
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フランス語 | noir et blanc | 黒⇒白 |
ラテン語 | nigrum et album | 黒⇒白 |
ハンガリー語 | Fekete-fehér | 黒⇒白 |
マレー語 | hitam dan putih | 黒⇒白 |
韓国語 | 흑백 | 黒⇒白 |
中国語(簡体) | 黑与白 | 黒⇒白 |
みごとなまでに全て「黒⇒白」の順番でした。もちろん上の表ではほんの6例を示しているにすぎないので、もっとよく探せばどこかに日本語の仲間がいるのかもしれませんが。。。
それにしても、ここまで偏りがあるということは、何か「黒白」でなければならない理由があるということなのでしょうか。
「黒白」と言えば、昔見たエミール・クストリッツア監督のコメディ映画は『黒猫・白猫』というタイトルでした。原題は『Black Cat, White Cat』なので、こちらも黒白の順番です。
いやまて、そういえば「白と黒のナイフ」というアメリカ映画があったなと思い、今調べてみたところ原題は全然関係ない「Jagged Edge」でした。「白⇒黒」の順番は邦題のみということなのですね。
そんなにも「黒白」にこだわる理由とはいったい何なのでしょう?? 気になるところです。