フィンランド語学習記 vol.558 − 寒いというほどではないがやや寒い
3月も中旬になり、暖かい日が増えてきました。
ただ雨が降ったりすれば、朝晩はまだまだ寒い日も多いです。
「寒い」はフィンランド語で kylmä(キュルマ)。
ただ「寒い」と言うほどではないけれども、春にしては「やや寒い」というニュアンスを表したいときには kylmähkö(キュルマフコ)という単語があります。
kylmä +[-hko/-hkö]= kylmähkö
[-hko/-hkö]は「やや◯◯」を意味するフィンランド語の接尾辞。
この[-hko/-hkö]を使った単語には他にどのようなものがあるのでしょう?
フィンランド語の文法書『Finnish: An Essential Grammar』には次のようなリストが出ていました。
-hko ~ -hkö (adjective, indicates ‘somewhat’)
Root (nom.) Derived word kylmä cold kylmähkö rather cold kova hard kovahko fairly hard pieni small pienehkö rather small iloinen glad iloisehko fairly glad
『Finnish: An Essential Grammar』P.330
寒いというほどではないがやや寒い、硬いというほどではないがやや硬い、小さいというほどではないがやや小さい、嬉しいというほどではないがやや嬉しい。
何となく日本人的というか、ちょっと遠回しに何かを伝えたいときにも役に立ちそうな接尾辞ではないでしょうか。
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