today, tonight, tomorrow

18031901

英語で「今日、今夜、明日」を意味する today, tonight, tomorrow。

この3つの単語に共通しているのは to で始まるということ。

ただしその後ろに来るパーツを比べてみると、day と night は馴染みのある単語なのに対して morrow だけは何のことなのかよくわかりません。

today = to + day
tonight = to + night
tomorrow = to + morrow?

そこで tomorrow という単語を辞書で引いてみると、次のような説明が出ていました。

tomorrow, (まれ)to-morrow

[語源は「次の朝(morrow)へ(to)」]

「ウィズダム英和辞典 第3版」

なるほど。morrow というのは「朝」の意味なんですね。

調べてみると、昔はこの morrow と yesterday の[yester-]を組み合わせたこんな単語も存在したようです。

yester-morrow (plural yester-morrows)

(archaic, poetic) A morrow (i.e. morning) of a previous day or time

「Wiktionary」

それにしても、なぜ「次の朝」を意味する to-morrow が「明日」の意味になったのでしょう?

??

ここで思い出したのは、日本語の「明日」も昔は「朝」を意味する単語だったということ。

さらにフィンランド語で「明日」を意味する huomenna も元は「朝」を意味する huomen という単語が格変化した形です。

偶然の一致にしては何だか出来過ぎています。

来るべき「あした」を意味する単語は、どの言語においても朝のイメージから生まれたということなのでしょうか?

 
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