27番目のアルファベット

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えーと、英語のアルファベットというのは何文字あったでしょうか?

忘れてしまったときには、子供の頃に習った ABC の歌を思い出してみましょう。

a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y & z

数えてみると、アルファベットは27文字。

「いやアルファベットは26文字でしょう」とおっしゃる方はもう一度しっかり上記の歌詞を確認してみてください。

ここには確かに27種類の文字があります。。。。というのは、y と z の間にある & を数えているから。

この & には ampersand という名前がついています。

ampersand

the symbol &, used to mean ‘andʼ

She works for Bond & Green.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

現代において、もちろんこの & はアルファベットの一員ではありません。

and 以外の意味で使われることはありませんし、他のアルファベットとは明らかに異なる位置付けにあります。

しかし過去にはこの & をアルファベットの一つとして数えていた時代もあったようなのです。

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これは19世紀に書かれたある教科書の一ページ。

ここではたしかに & がアルファベットの一員としてカウントされています。

もちろん & がアルファベットの一員であろうとなかろうと、実際の用法が変わる訳ではありません。

ただもし & がアルファベットの一員だったら、ペンマンシップで書く練習をしていたはずなので、& という文字をもう少し綺麗に書くことができたのかもしれないなんて思ったりもします。

& ってバランスよく書くのが難しくないですか?