フィンランド語学習記 vol.40 − suu と syy

フィンランド語教室19週目のレポート。

今回はしばし雑談の後、簡単な会話と発音の練習を行いました。

その際、話題になったのが、[u]と[y]の発音の違いについて。

フィンランド語の[y]は母音で、日本語の母音の中では比較的「ウ」に近い音だと思われます。しかし、そうだとすると[u]と[y]の違いはどこにあるのでしょうか?

困ったときの『フィンランド語文法ハンドブック』を参照してみました。

u は日本語の[ウ]とはかなり異なります。フィンランド語の u を発音するときには唇をしっかりと丸めて突き出し、口の奥の方で音を出すような感じで発音します。唇をしっかりと丸めるので、u は場合によると[オ]に聞こえるかもしれません。

y は唇を丸めて i[イ]を発音します。

P.9

この説明を読む限り、どちらも難しそうですね。

今回の授業でも、下記の単語で発音の練習をしたのですが、なかなか上手くいかず。

suu(口)
syy(繊維、理由)

特に上の suu は、どうしても日本語風の「スー」になってしまいコツがつかめません。

おそらく[u]と[y]では[u]の方が、日本人にとっては難しい音なのでしょう。

なんとなく字面のイメージから[u]の方が日本語の「ウ」に近く、[y]はやや変わった音かと思っていたのですが、そう単純な話ではないようです。

よい解決策も見つからないので、とりあえずこの問題は継続課題ということになりました。

今日も「スー」とか「す〜」とか言いながら、道を歩いていたので、よほど変な人と思われていたことでしょう。