フィンランド語学習記 vol.44 − kin と kaan

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フィンランド語教室20週目のレポート。
昨年の10月から通い始めたコースもいよいよ最終回となりました。
有終の美(?)を飾るため、単語の復習を入念に行ってから教室へ向かいます。
今回は[-kin]と[-kaan/kään]という接尾辞の使い方を学びました。まずは例文を見てみましょう。
Savonlinna on kiva kaupunki.(サヴォンリンナはすてきな街です)
Niin Porvookin!(ポルヴォーもすてきです)
*kiva(すてきな)、kaupunki(街)、niin(そのように)
Niin Porvookin!(ポルヴォーもすてきです)
*kiva(すてきな)、kaupunki(街)、niin(そのように)
接尾辞[-kin]は、前の肯定文を受けて「〜も」の意味を表します。ただし[-kin]が使えるのは肯定文の場合のみ。否定文の場合は次のようになります。
Savonlinna ei ole liian suuri kaupunki.(サヴォンリンナはあまり大きな街ではありません)
Ei Porvookaan!(ポルヴォーもあまり大きくはありません)
*liian(あまり)、suuri(大きい)、ei(〜ではない)
Ei Porvookaan!(ポルヴォーもあまり大きくはありません)
*liian(あまり)、suuri(大きい)、ei(〜ではない)
接尾辞[-kaan]は、前の否定文を受けて「〜も」の意味を表します。
なお[-kaan]は[a, o, u]を含まない単語にくっつくときは点々を付けて[-kään]という形になります。
Hänkään ei ole kotona.(彼女も家にいません)
hän(彼女は)、kotona(家に)
hän(彼女は)、kotona(家に)
この[-kin]と[-kaan/kään]の素晴らしい点は、単語にくっつく際、語形変化を伴わないこと。いつでも安心して使える、大変ありがたい接尾辞なのです。
さて、
以上で半年に渡るフィンランド語入門コースは無事修了。
一回も欠席することなく、20回の講座に通うことができました。
初歩の語学は、新しい知識がどんどん増えていくので、何よりも「学んでいる」という実感が得られます。
久しぶりに初心を思い出して、毎回新鮮な気持ちで取り組むことができました。
状況が許せば、4月からまた次のコースに通いたいと思っています。急に転勤になった!などということがなければの話ですが。。。さて、どうなりますか。